社会人が日ごろ感じている本音を、風刺とユーモアを織り交ぜながら代弁してくれるキャラクター「タイツくん」の企画展「タイツくん良縁祈願まつり in Nagoya」が2月1日から、「パルコギャラリー」(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8370)で開催される。
北海道工業大学の広告用キャラクターとして2002年に誕生した「タイツくん」は、ライセンスビジネスを視野に入れ、デザイン会社「スイスイ」(東京都港区)が温めてきたオリジナルキャラクター。全身タイツを着た「ピエール」と「ジョナサン」の男2人組のキャラクターは、誕生後から着実にファン層を拡大していき、現在では「週刊SPA!」(扶桑社)や「FRaU(フラウ)」(講談社)など3誌で連載を持つまでに成長。昨年はニンテンドーDS用ソフト「上司が怒りにくいさわやかマナー」を発売した。
中でも「週刊SPA!」で連載している「男のたしなみ通信講座」で発表している、日常の風景をシュールに切り取り簡単なコピーワークで表現した「励行カード」は、人気コンテンツのひとつ。日ごろ言いたいけれど言いにくい、ビジネスや恋愛のさまざまシーンを「励行カード」が代弁しており、端的なコピーワークと絶妙な組み合わせのイラストが、読む者をニヤリとさせる。すべてのコピーは25歳以上の社会人に向けられているという。
今回の展示では、これまで書きためてきた「励行カード」約100点を展示するほか、バレンタインシーズンを踏まえ、「縁結び神社と絵馬ステーション」も開設。「恋愛や家族、会社組織における悩ましい人間関係をきっぱりと整理し、気持ちを代弁してくれる」タイツくんに、良縁を祈願することで「人と人との関係を瞬時に見抜いて結びつけてくれるのでは」(担当者)と期待を寄せる。
会場では、エントランスで「タイツくん絵馬」を無料配布。願い事を記入し、会場内の縁結び神社に奉納することができる。奉納された絵馬は「スイスイ社」が、女優の宮崎あおいさんが挙式を挙げたことでも全国的に有名になった「東京大神宮」に「責任をもって」奉納し、おたき上げをしてもらうという。
2月2日と10日には、タイツくんの絵師によるサイン会を開催。絵師はコピーワークを担当しているスイスイ社代表の松岡さんと、イラストを担当している高橋さんの2人。サイン会では似顔絵も描いてもらうことができるという。
開催時間は10時~21時。入場無料。2月19日まで。
パルコミュージアムで「タイツくん」企画展-特設「縁結び神社」も東京大神宮、「恋愛成就」を願う若い女性参拝客が急増タイツくん