大須に2月1日、「ガンダム」をテーマにしたバー「GUNDAM BAR SIEG ZEON(ガンダムバー ジーク・ジオン)」(名古屋市中区大須3、TEL 052-784-6866)がオープンした。店名は、主人公のアムロ・レイの敵として戦った「ジオン公国」の将校たちが使用していた軍隊式敬礼「ジーク・ジオン!(ジオン万歳)」が由来。
店舗面積は約10坪。カウンター8席、テーブル5席を設けた店内には、千種のガンダムバー「ア・バオア・クー」の店長を務めていたという同店オーナー児玉さんが集めた「機動戦士ガンダム」から最新作「機動戦士ガンダム00」までの歴代ガンダムグッズやゲーム、来店客や友人から提供された「ガンプラ」などが並ぶ。また、アムロ・レイの制服も用意し、来店客は自由に試着することができる。「見たい作品がある場合は兵(スタッフ)まで言ってもらえたら用意する」と児玉さん。
料理やドリンク類のネーミングにも工夫を凝らした。赤いピリ辛味付けの「大気圏で燃え尽きたクラウンのザク唐揚げ」(800円)、通常の唐揚げより量が多い「シャア専用」(1,200円)、「ソドンの町の酒場でアムロが食べていたご飯」(300円)など、ガンダムファンが思わずニヤリとしてしまうユニークなネーミングのメニューが並ぶ。
ドリンク類も「ククルス・ドアンのザク(ビールベース)」、「大西洋、血に染めて(ブラッディメアリー)」、「MA-02Xザクレロ(スクリュードライバー)」、「スペースノイドの夜明け(テキーラサンライズ)」(各600円)など。メニューの表紙デザインにもこだわり、来店したガンダムファンからは「分かってるねー」といった声も聞かれるという。ドリンクは「多くの銘柄の焼酎を揃えているのも特徴」(児玉さん)。
大須を出店場所に選んだことについて児玉さんは「マンガやアニメを扱う店舗が多く、ガンダムが好きな人たちが来店しやすい立地であること」に加え、大須には児玉さん自身がよく来ていたという「バイカーズ系のショップ」やライブハウスなどがあり、「さまざまなジャンルの店が集まっている場所」(同)であることも出店のきっかけになったという。
営業時間は18時~翌2時。