スターバックス コーヒー ジャパン(本部=東京都渋谷区)は3月14日、名古屋の主要道路のひとつである大津通沿いに「スターバックスコーヒー 名古屋大須万松寺店」(名古屋市中区大須3、TEL 052-249-2675)をオープンした。中区内では11店舗目の出店となり、名古屋での路面店出店は3年ぶり。
大須商店街を東に抜けた大通りに位置する同店の店舗面積は18坪。2フロア構成で、1階をオーダーカウンター、2階をイートインスペースとする。主なターゲット層は、平日=周辺オフィスで働く人、休日=買い物客で、共に大須に定着する「持ち歩きの文化」に期待し、テークアウト比率の高さを見込む。一方、コーヒーのみではなくサンドイッチやケーキなどのフードも充実させ、「一人でくつろげるサードプレイスとして場所を提供したい」(同社担当者)という。
オープン前日には同店周辺のオフィスや街中でチケットを配布するほか、周辺店舗関係者を招待しお披露目を行う「オープンハウス」が開かれ、ドリンクをサービスした。豊富な知識を備えたバリスタ「ブラックエプロン」スタッフによるコーヒーテースティングも実施。終了時間が近づいても、仕事帰りや残業から抜け出して同店を訪れる利用客でにぎわいを見せた。
同社担当者は「名古屋は喫茶文化が成熟し、周りにも喫茶店やカフェが多いが、スターバックスはテークアウト比率が高いので、地場の喫茶店とはすみ分けができるのでは。大須はもともと注目していた街。栄地区の繁華街が南にも広がり、大須に近づいたことで回遊性も高まっている。そのため若者もより多く集まる街になったと考えられる」と話す。
営業時間は7時~22時。