純系名古屋コーチンを使った料理を提供する和食店「酔人(よいびと)」(名古屋市中区新栄町3、TEL 052-973-0801)が昨年12月1日、オープンした。
「食に酔い、人に酔う」という意味が込められた同店の店舗面積は約40坪。カウンター席と座敷席を合わせて72席を設けた。入口を入ると、木の温かさを感じさせる和の落ち着いた空間が広がる。
もともと名古屋コーチンを使った料理を提供する店舗で働いていたという、同店オーナーの土井さんが独立して始めた同店では、手ごろな値段で名古屋コーチンを提供する。同店周辺には、東急ホテルなどの大型ホテルやビジネスホテルが集積することから、県外からの利用客も多い。主なターゲット層は30代以上。
「自身の店を開く際には、何か名古屋らしさや特色を出したいと思っていた」と土井さん。「名古屋コーチンなら、多くの人に喜んでもらえるのでは。高級なイメージが強いコーチンを居酒屋のような気軽な雰囲気の中で提供したい」と思ったことが同店のオープンにつながったという。名古屋コーチンの魅力について、土井さんは「他の種類の鶏に比べて弾力があり、味がしっかりしていること」と話す。
主なメニューは、名古屋コーチンの造り盛り(1,200円)、水炊き鍋(1,500円)、炭火焼(980円)、串焼き(180円~)、手羽先唐揚(580円)など。また、コーチンを使った料理のほかに、新鮮な魚介類を仕入れ日替わりのおすすめメニューを提供している。取材当日の主なメニューは、白子ポン酢(980円)、天然カンパチ(980円)、しめ鯖(780円)、生ウニ(1,200円)など。「コースにすると、いろいろな味が楽しんでもらえるのでは」(土井さん)というコースは「純系名古屋コーチン尽くし鍋コース」(4,500円)、「純系名古屋コーチン鍋と旬彩コース」(4,500円)など。
営業時間は17時30分~24時。