韓国人ジャズシンガー・ウンサンさん、日本デビューアルバムリリースライブ

サカエ経済新聞の取材に応えるウンサンさん

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 低音の魅力的なボーカルで人気を集める韓国人ジャズシンガー「Woong San(ウンサン)」さんのライブが1月27日、名古屋ブルーノート(名古屋市中区錦3、TEL 052-961-6311)で開かれる。同ライブは、昨年12月17日にリリースした日本メジャー・デビューアルバム「Feel Like Making Love」の発売を記念して行なわれるもの。ウンサンさんの名古屋でのライブは今回で5回目。

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 1996年に韓国でデビューし、2004年に日本デビューを果たしたウンサンさんは、ビリー・ホリデイに影響を受けジャズの道を志したという。その後、アレサ・フランクリンやニーナ・シモンなどに影響を受け、ウンサンさんのしっとりとした落ち着きのある歌声が確立されていったとも。

 釜山出身のウンサンさんは、実家が仏教の研究をしている家系だったことから、尼僧になるべく修行をしていた。しかし、大好きな音楽への思いが捨てきれず、「音楽に未練を残したまま修行に集中できないし、神様に対しても失礼だと思った。自分が納得いくまで音楽活動をしたら、また仏教の道へ戻ろう」(ウンサンさん)と、修行していた山寺から下山。その後、セックスピストルズやメタリカなどのロック音楽のコピーバンドを中心にボーカルを務めていたが、ある日耳にしたビリー・ホリデイの歌声に心を奪われ、ジャズの道に進んで行ったという。

 「アルバムだけを聴いている人は、ライブを見ると驚くかもしれない」と話すウンサンさん。ロックなどを歌っていた経験も生かし「深いブルースを表現したり、かと思えばダイナミックなファンキーな楽曲にアレンジしたり…」その時の気分や客のノリを見てアレンジしていくという。

 「日本での活動も10年近くになり、ファンの方が好きな曲もわかって来た。今は、そうした楽曲に加えて、スタンダードナンバーやファンキーなものなど50曲近くある候補の中から絞り込んでいる段階」とし、「当日になるまでセットリストが変わったり、ライブ途中でお客さんのリクエストに応えることも。聴かせたいと思う曲がいっぱいあるので、選ぶのが大変」と笑顔を見せる。

 ライブの開催時間は、18時30分~と21時15分~の2回。入場料は5,500円。

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