名古屋開府400年を迎える来年1月1日の300日前に当たる3月7日を前に同5日、イベントのメーンキャラクターを務める「400年の旅人『はち丸』」らPRキャラバンがサカエ経済新聞・名駅経済新聞編集部(名古屋市中区大須3)を訪れた。
2010年から始まる「名古屋開府400年祭」は、1610(慶長15)年に徳川家康が名古屋城の築城と清須からの遷府を正式に決定し、「名古屋のまちづくり」が始まったことを記念して開催されるもの。400年祭のテーマは「未来の子どもたちへ」。さまざまな場所で予定される式典では、子ども中心のイベントも多く開催される。
尾張国の守護所として栄えていた清須からのまちぐるみの移転(清須越)は、清須の土地がほかより低く、木曽川のはんらんや水攻めの恐れがあり、敵を防ぎ味方を守るにふさわしい地ではないことから計画が進められた。1600年の関ヶ原の戦いに勝利し、天下統一の構想を着々と進めていた徳川家康は1610年、尾張平野の要衝にあり、陸海の連絡の利便性も良い名古屋に、名古屋城の築城と清須からの遷府を正式に決定したといわれている。名古屋市では、1610年に名古屋のまちづくりが始まったことを「開府」とよび、それから400年にあたる2010年を「名古屋開府400年」と表現している。
PRキャラバンでは名古屋市内にある媒体各社を回り、400年祭をアピールするという。元気に「名古屋開府400年祭」をPRしたはち丸は「399歳」。サブキャラクターの「やっとカメ『ダナモ』」「なごやジョウ『エビザベス』」「ねがいボシ『かなえっち』」らとともに名古屋開府400年祭を盛り上げる。
カウントダウンが始まる3月7日には、三井ビルディング本館サンクンガーデン(中村区名駅南1)で名古屋開府400年プレイベント「名駅ふれあいフェア」が開催される。