名古屋市、栄で「広小路まちづくりシンポジウム」-市民の意見に期待

左から、名古屋市住宅都市局都市再生推進部の坂本さんと野口さん

左から、名古屋市住宅都市局都市再生推進部の坂本さんと野口さん

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 名駅エリアと栄エリアを結ぶ「広小路通」を中心とした街づくりを目標に名古屋市が推進する構想「広小路ルネッサンス」を考えるシンポジウム「広小路まちづくりシンポジウム」が3月21日、SMBCパーク栄(名古屋市中区錦3、TEL 0120-005-481)1階のイベントガーデンで開催される。

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 同シンポジムは、2007年に名古屋市が発表した都市構想「広小路ルネッサンス」を中心とする都心の街づくりについて、一般の市民から広く意見を聞く場として企画された。

 同構想は、伏見から栄までの片側2車線の車道を1車線にし、その分の歩道を広げるなどの計画。広小路をモデルとし、ゆくゆくは栄エリア全体での車の乗り入れ制限や自転車移動の活性化計画を主軸に、CO2の削減、地域の活性化などを目指すという。

 名古屋市住宅都市局都市再生推進部都市再生推進課主査の坂本さんは「広小路ルネッサンスを最初に提唱したころは充分な説明もできず、反対意見も多く出たことは確か」と振り返る。「街づくりは市民のみなさんの考えを取り入れて行なって行かなければならないはずだが、これまで直接市民のみなさんの声を聞く機会がなかった」とし、「これまでの反省も含めて、街づくりのありかたや都心全体をどのようにリニュールしていくと良いかなど、活発なご意見を改めてうかがいたい」と話す。

 当日は、パネリストとして名古屋市立大学教授の瀬口哲生さん、名古屋大学講師の恒川和久さん、タレントの原田さとみさんのほか、コーディネーターとして都市研究スペーシア(栄5)の井澤知旦社長の4人が参加。これまでの広小路の歴史や都市づくりへの思い、市民目線での街への期待などについてディスカッションを行う予定。

 「自分は無関係だと思っていた方や、意見はあるがなかなか届ける手段がないと思っていた方、質問がたくさんある方など、より多くの方に来てもらい、意見を示してもらえれば」と坂本さん。当日は約100人の市民の来場を期待している。

 開催は17時~。入場無料。

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