西大須交差点近くに4月1日、トルコ料理店「BLACK SEA(ブラック シー)」(名古屋市中区門前町1、TEL 052-322-1153)がオープンした。オーナーは、トルコ人のオスマンさん。店名は、オスマンさんの故郷が黒海に近いことから名付けたという。
来日20年のオスマンさんは、「本場のトルコ料理をもっとリーズナブルに提供したい」という思いから同店オープンを決めた。コックも実際にトルコのレストランで働いていたイスマイルさんを日本に呼び、すべて手作りのためメニューの品数を抑え品質を保つ。
席数は、カウンター席4席とテーブル席2席。オスマンさん自身が手掛けた内装は、トルコから取り寄せたタイル、照明ペンダント、イスタンブールの絵などで装飾し、トルコの雰囲気を演出。カウンターと厨房の壁に開けた窓は、利用客とコミュニーケーションがとれるよう配慮した。
オスマンさんの「おすすめ」メニューは、牛肉を塩と油を混ぜて炊いたトルコ風ライスにのせた「ドネルケバブ」(900円)、トルコパンの上に牛肉をのせ、トマトソースとヨーグルトをかけて食べる「イスカンダルケバブ」(1,000円)、牛肉と野菜をクレープ状の薄いパンに挟んだ「ドゥラム」(500円)など。そのほかポピュラーなトルコ料理をそろえる。
オープンして約1カ月、オスマンさんは「事前に何も宣伝しなかったが、通りすがりの人やトルコの人はもちろん、日本、ブラジル、ロシア、ルーマニア、アメリカなど、さまざまな国の人が来店するようになった」という。「1度来店したお客さんは必ず2度目も来店してもらえる。価格もリーズナブルに設定し、ボリュームもあるので、若い人にもトルコの味を知ってほしい」と話す。
営業時間は11時~翌2時(ランチタイム=11時30分~14時)。メニューはすべてテークアウトできる。