鶴舞・高架下に食堂スタイルのカフェ-パスタとスイーツをメーンに

カフェ「nuncnusq(ヌンクヌスク)」店内のようす

カフェ「nuncnusq(ヌンクヌスク)」店内のようす

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 鶴舞の高架下に4月1日、パスタとスイーツをメーンにしたカフェ「nuncnusq(ヌンクヌスク)」(名古屋市中区千代田4、TEL 052-332-0002)がオープンした。運営は、名古屋を中心に広告の企画制作を手がけるデザイン会社「COUPGUT(クーグート)」(大須3)内のコープス事業部。同事業部は、昨年7月、飲食業やスポーツ事業などを企画・プロデュースするチーム「コープス」と同社が合併し設立されたもの。

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 「ヨーロッパのホテルのロビーをイメージした」(シェフの山口さん)という店内は白と黒とダークウッドを基調としたシックな印象のデザインが特徴。デザインは名古屋の店舗デザイン事務所「BEETS(ビーツ)」(東区)が手掛けた。料理はイタリア、フランス、スペインなどヨーロッパ各地の「カジュアルな料理」を提供。店名には「今、どこにもない」という意味のラテン語の造語を冠し、「どこにもない当たり前の食文化を発信したい」という思いを込めた。また、多種多様な情報誌を店内に置き「情報あふれるお店にしていく」(同)とも。主なターゲット層は30代後半~50代。

 店舗面積はキッチンスペースも含めて約88坪。席数は80席。「シェフやパティシエの作業風景は、ライブ感があり、音楽のような感覚で楽しんでもらえるのでは」(山口さん)と、カウンター席の前には約21坪のオープンキッチンスペースが広がる。

 フレンチレストランや洋食屋、ホテルのイタリアンレストランなどで修行を積んだ山口さんの「食」に対するこだわりは強い。「例えば国産の黒毛和牛などは塊で買う。そうすることで、スジを取ったりする切り分け作業などに対するコストを下げることができる。店内にはミンチにする機械もあるため、すべての作業を店内で行なうことができ、鮮度も保たれる」と話す。「料理の価格を下げるためには、人件費を削減するのではなく、店内で素材に手間をかけることで、材料にかける価格を抑えることができ、ひいてはお客様に対して、良いものを安く、快適なサービスで提供することができるようになる」とも。

 料理はすべて「手作り感のあるスタンダードなもの」を中心に展開。正式なメニューになるまでには、スタッフ間で味見をし、活発な意見交換を行うなど、スタッフ同士の食に対する意識の向上にも務めている。メニューは季節、入荷素材によって変わるほか、利用客の要望によって料理のアレンジにも対応するという。

 主なメニューは、プチシュークリーム(30円)、キャラメルプリンタルト(250円)、バナナのチョコカップケーキ(180円)、ティラミス(400円)、苺のタルト(480円)などのスイーツ類のほか、ベーコンと菜の花のジェノベーゼ、ズッキーニと黒毛和牛のボロネーゼなどといった、日替わりパスタランチ(980円)、定番グリルランチの、仔牛のグリルステーキランチ(1,280円)、国産鶏もものグリルランチ(980円)などを取り揃える。

 営業時間は11時30分~翌1時。

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