三越名古屋栄店(名古屋市中区栄3、TEL 052-252-1111)7階催し物会場で6月3日、「大江戸夏まつり」が始まった。毎年この時期に開催している同展は、今回で23回目。
同展には、東京で人気のグルメ店32店、工芸品店30店が出店。初日の11時過ぎには、女性客を中心にあちこちで行列ができ、名古屋初出品となる「木村屋總本舗」のあんぱんは午前中分が完売した。同じく名古屋初出店の元祖つけ麺店「東池袋大勝軒」はイートインスペースも設け、「普段この時間には姿を見かけない学生さんも来店していた」(広報担当者)という。
そのほかの主な店舗は、オムレツハヤシの「日比谷松本楼」、豆大福の「榮太樓總本舗」、あんみつの「梅園」、バウムクーヘンの「東京コマツナ バウムクーヘン」、メンチカツの「銀座4丁目スエヒロ」、練り菓子の「銀座かずや」など。実際に職人が来場し、実演販売をしている店舗も多い。
初日は東池袋大勝軒の山岸一雄さんが来場し、イートインスペースを利用する客を出迎えた。しょうゆベースの同店のラーメンについて、山岸さんは「55年前に冷やしそばの代わりにつけ麺を提供し始めた。今ではラーメンとしての地位を確保できた」と笑顔を見せる。全国で受け入れられる理由については、「やっぱりみんなラーメンが大好きなのでしょう」。
担当者は「実際に東京でこれだけのお店をまわるのは大変だが、ここなら短時間で東京の魅力に触れることができるのでは」と意気込む。
営業時間は10時~19時(最終日は17時まで)。今月8日まで。