16年前に札幌でスタートしたスープカレー専門店「MAGIC SPICE(マジックスパイス)」が6月19日、大須(名古屋市中区大須3、TEL 052-249-8884)にオープンした。同店は札幌、下北沢、大阪に次ぎ全国で4店舗目。
店内は赤で統一し、インドネシアやタイ、インドなどで買い付けたアートや仏像などをセンス良く配置する。2フロアで構成する同店の店舗面積は、札幌本店とほぼ同様の約75坪。席数は約100席で、1階と2階それぞれにカウンター席も設置する。
インドネシアカレーを基本にした同店のカレーは、チキンスープを使用。辛さの段階表示を、覚醒、瞑想、悶絶、涅槃、極楽、天空、虚空と仏教用語で表現しているのも特徴。「虚空」が最も辛い設定。同店店長の下村さんは「多く方は徐々に辛さの段階を上げていき、常連さんの多くは『虚空』までトライしている。そして自分の好みの辛さに戻っていくようだ」と話す。「初めて来店される女性などは『涅槃』から試してもらえると良いのでは」とも。
「マジックスパイスのスープカレーは、多くの人がイメージしているものとは180度違うと思う」と下村さん。「チキンスープはコクがしっかりある透き通った黄金色。そこに秘伝のスパイスを調合していくことで、スープのうま味や甘みをさらに引き出していく」。
全国的に根強いファンが多いという同店。各店の限定メニューを食べ歩くファンも多いという。主なメニューは、チキンカレーの涅槃(1,140円)、ポーク角煮カレー(1,030円)、名古屋限定メニュー・チンギスハーン(1,250円)、名古屋限定メニュー・エビフライカレー(1,200円)など。トッピングは、名古屋限定も含め約40種類を用意。そのほか、ヤムウンセン(500円)、タイザンギ(280円)などのサイドメニューも充実させている。そのほか店内では、レトルトカレー(300円)、キャラメル(120円)、Tシャツ(2,000円)、タオル(350円)、灰皿(500円)などのオリジナル商品も販売。
各店の店内にはミニステージも設置し、ガムラン音楽などのライブも随時開催する。オーナーの長女が歌手の一十三十一(ひとみとい)さんであることから、一十三さんのライブが開かれることもあるという。「名古屋でも今後いろいろな企画をしていきたい」と下村さん。
営業時間は11時30分~15時、17時~23時。火曜・水曜定休。