大阪を中心に展開するユウキのカレー(大阪府大阪市北区松ヶ枝町1)は6月10日、大須商店街にある複合ビル「OSU301」1階に手作りカレー専門店「ユウキのカレー 名古屋大須直営店」(名古屋市中区大須3、TEL 052-263-3357)をオープンした。同店の名古屋出店は初めて。
「ユウキのカレー」は、もともと建築デザイナーで現大阪・南森町本店店長の中川有紀さんが、約10年前に「自分で何かをやりたい」と、約4年間カレー専門店で修行をし、オリジナルカレーを作り出したのが始まり。2002年に、南森町にカレー専門店「ユウキのカレー」を初出店した。
名古屋へ出店のきっかけは、同社蜂須賀社長と知り合いだった名古屋店店長が「今まで食べたことのない味に魅了されオープンを決めた」。店舗面積は約30坪。席数は、カウンター=19席、テーブル席=8席を設ける。
カレーは、「コラーゲンたっぷりの牛スジ・鶏ガラ・牛骨でスープをとり、数十種類の香辛料、果物、野菜などたくさんの食材をふんだんに使用し『コク』と『うま味』を出している」(名古屋店店長)のが特徴。同店では中川さんが調合したスパイスなど、大阪から送られてくる材料を3日間かけて煮込み、オリジナルの味に仕上げる。「カレーは生き物」と同店店長。「1日目、2日目、3日目では味が全く違う」とも。
主なメニューは、カレーライス(500円)、カツカレー(700円)、ビーフカレー(730円)など10種類以上のカレーを用意するほか、ハンバーグ(180円)、白身魚(180円)、目玉焼き(100円)などのトッピングも取りそろえる。店長の「おすすめ」は、ご飯の上にキャベツとトンカツを乗せウスターソースとマヨネーズをかけた「カツ丼カレー」(800円)と名古屋限定の「特選ハヤシライス」(680円)。
大須に位置することから利用客は、買い物客や商店街の人、若者からお年寄りまで幅広く「定期的に来店する常連客も何組かできた」という。今後は、サラリーマンやOLなどの利用にも期待する。店長は「程よいスパイスと口当たりの良い甘さが特徴のカレー。『食べた後に、また食べたい』と思ってもらえれば」と話す。
営業時間は11時~22時。