松坂屋名古屋店（名古屋市中区栄3、TEL 052-251-1111）は現在、同店の物産展の中で記録的な人気を誇る「大北海道物産展」を開催している。出展店舗数は、初出店18店舗（名古屋地区初出店の食品7店舗を含む、食品11店舗、工芸7店舗）を加えた115店舗（食品90店舗、工芸25店舗）。

　昨年秋には、1週間で過去最高の4億2千万円を売り上げた同展。1日の売り上げとしては日本一となる6千万円も達成している。41回目を迎える今回は、これまで1週間だった会期を2週間に延長。売り場面積も645坪から720坪に拡張し、目標売り上げを8億円に設定。「真の物産展売り上げ日本一」を狙う。

　会期延長について、同店広報の鈴村さんは「北海道物産展があまりにも人気のため、1週間だと混雑してしまい、お客さまからも『商品がゆっくりみられない』という声があった。2週間に延長することで混雑緩和も狙っている」と話す。

　物産展開催から1週間。「行列ができているのはロイズやブルマンベーカリーなど。そのほか花畑牧場や六花亭は、列は長くはならないもののよく売れている」という。2週目からは新たな商品も投入し、他店の物産展との差別化を図る。

　北海道物産展の人気の理由について、鈴村さんは「北海道に行かなくても旬の北海道の海鮮やスイーツが気軽に手に入る点や、名品ばかりがそろっているので安心して購入できる点にあるのでは」と分析する。

　主な商品は、毎日50食限定の「大将おまかせ握り1人前」（3,990円）、みそラーメン「よし乃」のラーメン（1,040円）、チーズの製造過程で取れる乳清を飲ませて育てた「ホエー豚」を使った「ホエー豚丼」（1,470円）、花畑牧場のバニラアイスに熱々の生キャラメルクリームをたっぷりかけた「ホットキャラメル・アイスクリーム」（480円）など。

　営業時間は10時～19時30分。茶屋、すし特設カウンター、特設カフェの営業時間は10時30分～19時。今月27日まで。