nobodyknows+ ヤス一番?さん、栄に居酒屋-宮崎名物「もも焼き」メーンに

「わかば屋」をオープンしたヤス一番?さん(右)と店長のサーモンさん(左)

「わかば屋」をオープンしたヤス一番?さん(右)と店長のサーモンさん(左)

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 ヒップホップグループ「nobodyknows+」のMC、ヤス一番?さんが運営する居酒屋「わかば屋」(名古屋市中区栄4、TEL 052-242-8817)が10月29日、オープンした。

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 「音楽以外では、食べたり飲んだりすることが好き」というヤス一番?さん。全国47都道府県ツアーを行ったとき、宮崎で食べた真っ黒な地鶏のもも焼きに度肝を抜かれ「名古屋でもこの味を」と出店を決めた。店舗面積は約16坪。席数はカウンター席=10席、テーブル席=12席を設ける。

 オープン前、自身が宮崎まで出向き数多くの店を食べ歩いたり、調理場に入って実際に焼き方を教えてもらったりするなど、できるだけ本場の味に近づける努力をした。「宮崎の友人の助けもあり、なんとか理想の味にたどり着くことができた」というヤス一番?さん。調理場では、店長のサーモンさんと友人が作ってくれたというバンダナとつなぎスタイルで腕を振るう。

 「炭火黒もも焼き」(580円)は、専用の焼き台に鶏の油を入れ約1メートルの炎が立ち上る中、ブレンド塩をまぶした新鮮な三河地鶏の骨付きもも肉を網にのせ、表面だけを炭火で一気に焼き上げる。真っ黒に焼けたもも肉は「中がレアでうま味が凝縮されている。歯応えもあり酒のあてにぴったり」。そのほかヤス一番?さんの母親手作りの漬け物や刺身、揚げ物、串物、一品料理などを取りそろえる。

 ドリンクメニューは、生ビール(480円)、焼酎、日本酒、サワー、カクテルなどを用意する。ヤス一番?さんの「おすすめ」は、宮崎を訪れた際「もう一つの衝撃的な出会いだった」という芋焼酎「庄三郎」(500円)。「口当たりが良く、すっきりとした味わい」の焼酎は、「ロックでも水割りくらい飲みやすく、来店した酒屋さんまでもうならせるほど」だという。

 栄4~5丁目は居酒屋、カフェなどの飲食店やクラブなどが多く集まる歓楽街で通称「女子大小路」と呼ばれる。以前からこのエリアを拠点にしていたヤス一番?さんは「ホームグランド的なイメージ」としながら、「最近、女子大があまり元気じゃない」という。「今、このあたりで遊んでいる若い人や以前、遊んでいた人たちが気軽に来られて、ここでリンクできるような場にしたい」と思いを込める。「僕らの世代の新しい文化を形にできれば。店でラップをやってもいいし、ここにしかないものを作っていきたい。そして結果的に女子大の盛り上がりにつながれば」と笑顔で話す。

 営業時間は、月曜~金曜=18時~深夜、土曜・日曜・祝日=17時~深夜。

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