![Wonder Oven 356°F店内の様子](https://images.keizai.biz/sakae_keizai/headline/1260849495_photo.jpg)
名古屋市内では数少ないオーブン料理の専門店「Wonder Oven 356°F(ワンダーオーブンサンロクゴドエフ)」(名古屋市東区泉1、TEL 052-253-6627)が12月1日、東区内にオープンした。
店舗面積は約30坪、席数は38席。昔ながらのヨーロッパなどの馬屋をイメージしたという店内は、重厚な木の扉や大きな梁(はり)、しっくいの白い壁、木のテーブルなどが温かい印象を与えている。入り口の両サイドにある大きな窓からは、久屋大通公園を望むことができ、その緑が借景のように切り取られアクセントになっている。メーンターゲット層は20代後半~40代の女性。
もともと東京でフードコーディネータとして活躍していた上村郷子さんがメニュー開発に携わり、「女性に優しいオーブン料理」をテーマに、すべてのメニューをオーブンで調理し提供。オーブン料理について上村さんは「油を使わずに調理し、肉料理の場合は余分な油が落ちるのでとてもヘルシー。そのうえ味がギュッと凝縮される」と話す。「自宅で本格的なオーブン料理を作ろうと思うと手間と時間がかかりとても大変だと思うので、名古屋では数少ないオーブン専門店を利用してもらえれば」とも。
提供する食材にもこだわり「なるべく地産地消できるように、野菜やお肉は愛知、岐阜あたりから仕入れるようにしている」と上村さん。特に野菜は豊田市にある自然農法を取り入れた農園「松本自然農園」から仕入れた野菜を中心に使用しているという。
同店を運営するのは「セブンカラーズ」(東区)。ワンダーオーブンをオープンするために設立された同社を運営する青山相和社長は、もともとロボット関連の事業を展開しており「より社会とのつながりを持てる、サービス業で人生を全うしたい」と飲食店の展開を決めた。「飲食店は口の中に入れるものを提供するので、よりセンシティブな部分で訴えかけることができるこの世界に魅力を感じる」とし、「多くの人に内側から元気になってもらって、明日への活力になるようなメニューを提供していきたい」と意気込む。
主なメニューは、根菜のラタトゥイユ(500円)、「千切りのキャベツでお肉を包む」オーブンロールキャベツフリフリ版(900円)、岐阜県産の骨付きとりもも肉のレモンハーブグリル(1,500円)、「低温で2時間弱焼き続ける」という、ローストポークとグリル野菜(1,650円)、松本農園の野菜サラダ(1,100円)、田舎風アップルパイ アイスクリーム添え(700円)など。ランチは、限定10食の、WOオムライス(1,000円)、オムレツサンド(780円)など。そのほか、中国茶にも力を入れる。「おいしい中国茶でのんびりしてもらえれば」と上村さん。
営業時間は11時30分~23時30分。日曜定休。