名古屋・栄に3月13日、東海エリアにおけるソニーのブランド発信拠点となる「ソニーストア名古屋」(名古屋市中区栄3)がオープンする。経営はソニーマーケティング(東京都港区)。
出店場所は、安藤忠雄建築研究所が設計・監修を手がけることで話題となった現在建設中の「セントライズ栄ビル」。同ビルの1階・2階にオープンする同店では、最新テクノロジーの紹介やソニー製品の展示・販売を行うほか、「ソニーが提案する新しいユーザー体験」を提供するという。
店舗面積は約240坪。PCやテレビ、カメラ、オーディオ機器などさまざまなソニー製品が並ぶ。店内のインテリアには愛知の家具メーカー「カリモク」の家具を採用した。「好奇心がつながっていく」をキーワードに積極的な情報発信を行い、地域の販売店と緊密に連携したマーケティング活動を行う。
名古屋の市場について、担当者は「国内で3番目に大きな街であり、大きな市場。東海4県への交通の要でもあり、ソニーにとって大変重要なマーケットだと認識している」と期待を込める。出店場所については、「従来のソニーファンに加えて、新しく、より若い層、女性などへの情報発信を意識した結果、この場所決めた」と話す。
同店は1月25日には公式ツイッターを開設。オープンに向けて日々の進ちょく状況を配信している。ツイッター開設について、同担当者は「誰かの『今』の好奇心と、誰かの「今」の好奇心がつながって、新たな好奇心が生まれる。ソニーストアはそうした『好奇心がつながっていく』店を目指す」とし、「『今』がつながることを体現する一つのコンテンツとして、ツイッターでのコミュニケーションを企画した。お客さまとリアルタイムでつながることで、オープンに向け名古屋の方々と一緒に盛り上げていきたい」と話す。
オープンに向けて名古屋の学生クリエーターによるデザインコンテスト「.connect NAGOYA」も開催。テーマである「好奇心がつながっていく」をイメージした作品を募集。ソニーのデザイナーと、イラストレーター・若野桂さんとが1次選考を行い優秀作品数点に絞り、オープニング来場客の投票で最優秀作品を決定する。選ばれた作品は、ソニーストア名古屋のホームページや、店頭での紹介などを検討しているほか、具体化することも検討しているという。
営業時間は11時~20時。