プロ野球セ・パ誕生60周年記念事業のアートエキシビション「DAIAMOND DREAMS」が3月17日、松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3、TEL 052-251-1111)南館8階「マツザカヤホール」で始まった。
昨年8月に東京ミッドタウンで開催された企画展の巡回展となる同展は、「野球はもっとカッコよくなれる!」「野球はもっとおもしろくなれる!」「野球はもっと夢のあるものになれる」などのメッセージを込めて、セ・パ12球団が初めてタッグを組み開催するもの。
展示は2つのコンテンツで展開。一つは、東京ドーム内にある「野球博物館」に展示されている約3万点の野球に関する歴史的なアイテムの中から60点を「出張展示」している。ユニホームや映像資料、ポスターなどを展示し、「コアなファンに向けた内容」に。巡回展では地元球団の協力を得て展示を展開するため、中日ドラゴンの選手らのグッズも10アイテムほど展示している。
もう一つは、「野球好きで趣旨に賛同してくれたアーティストさんたちにお願いした」という60人のアーティストが野球をテーマに制作したアート作品を展示。主な参加アーティストは、故赤塚不二夫さん、上原さくらさん、坂本美雨さん、タイクーングラフィックス、高橋幸宏さん、モンキー・パンチさん、黒田征太郎さん、土屋秋恆さん、博多華丸・大吉さん、リリー・フランキーさんなど。
同展担当の荒島弘明さんは「今は若い人の野球離れが進んできている。今回は、これまであまり野球に接する機会がなかった方にも、アーティストを通して興味を持ってもらう機会になれば」と期待を込める。
会場には無料でストラックアウトが体験できるコーナーも設けたほか、野球グッズを販売するショップも併設。3月22日にはドラゴンズOBの高木守道さんのトークショーやドアラの来場も予定する。
入場料は、一般・大学生=600円、高・中学生=400円、小学生=200円、小学生未満は無料。4月4日まで。