チケット制の立ち飲みバー「スタンディングバー 300（スリーハンドレッド）」（名古屋市中区新栄2、TEL 052-252-2300）が3月25日、新栄にオープンした。

　店舗面積は約20坪。カフェをイメージしたというポップな空間には大きな中央テーブルを囲むように壁に面してカウンターを配した。最大で50人ほどが利用できる。メニューのほとんどが300円という同店では、来店客が入店時に2枚以上のチケットを購入。チケットと引き換えにフードやドリンク類をオーダーする。

　「300円でも、お客さまに出すものにはしっかりとこだわりたい」と店長の鈴井大さん。「利益は少ないかもしれないが、価格における安心感を提供できること、多くのお客さまに利用してもらうことには変えられない」。

　チケット制については「明確な料金設定にして、チケットのやり取りでオーダーしてもらうことで、お客さまとのやり取りもスムーズ」とし、「10枚分購入していただくと11枚つづりのチケットをお渡しするなど、サービスも明確だし、何よりもチケットは無期限なので手元に残ったらまた来てもらえるのでは」と期待を寄せる。

　「この店を通して人との出会いやコミュニケーションの場を提供していきたい」と鈴井さん。「立ち飲みにすることで、その場で会ったお客さん同士がコミュニケーションをとりやすい環境になる。お客さん同士が盛り上がることでここから情報発信をしていくことができれば」とも。

　主なターゲットは20～30代の男女。DJブースを設け音響にもこだわることで、DJイベントなども開催できる空間に仕上げた。現在は金曜・土曜にDJが入り、店内を盛り上げる。「クラブっぽくなりすぎないようにカフェ感覚で使ってもらえるバーを目指している。クラブやバーに行きたいけど入りにくいと思っている方にこそ気軽に来ていただければ」。

　営業時間は17時～翌2時（日曜・祝日は23時まで）。