名古屋で短歌プロジェクト「名短」が活動開始-歌人がプロデュース

「名短」のロゴマーク

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 歌人の天野慶さんが総合プロデュースを手がける「名古屋発短歌プロジェクト『名短(めいたん)』」が5月1日、サイトを開設し活動を始めた。運営は名古屋青年会議所。

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 関東近辺を中心に活動する天野さんは、執筆や小学生向けにカードゲームなどを使った短歌のワークショップなどを手がけ、名古屋にはイベントなどで訪れることも多いという。2000年に携帯電話で利用する短歌のフラッシュアニメーションを作成し「ケータイ×短歌」の関係性を築き、その後携帯電話で短歌を投稿する「ケータイ短歌」をラジオ番組で展開し、今では「ケータイ短歌の生みの親」と呼ばれる。

 同プロジェクト立ち上げのきっかけは、今年のテーマを「和」と掲げる同会議所が、日本の伝統的なコミュニケーションツールである短歌に着目し、プロデュースを天野さんに依頼。天野さんを中心に短歌のイベント開催などを行う。

 サイトでは現在、短歌を募集している(8月20日まで)。集まった作品は9月5日に名古屋テレビ塔下のタワースクエアで開催する「名古屋の中心で磨こう情緒力! ~三十一文字(ミソヒトモジ) DE 名古屋BREAK~」で公開する。作品の一部は「今日の一首」としてサイトで紹介する。

 6月20日には「文化のみち橦木館」(名古屋市東区)で、同プロジェクトで初めてのイベント「歌を知ろう! 目指せスーパー短歌キッズ」を開催。小学生を対象に短歌を学ぶワークショップで、父の日にちなんで参加者の父親に贈る短歌を作る。開催時間は10時30分~15時30分。定員30人。参加無料。

 「実は名古屋は歌人が多く、深いかかわりもある。若い人にも名古屋と短歌の相性の良さを知ってほしい。短い言葉で表現する今話題のツイッターは、日本の文化『短歌』として昔からあるもの。昔のツイッターのようなものだと伝えていきたい」(天野さん)。

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