栄の生花店が「シャクヤク」フェア-24種5,600本を路面販売

シャクヤクのボリュームに思わず足を止め、スタッフの話聞く通行人も多い

シャクヤクのボリュームに思わず足を止め、スタッフの話聞く通行人も多い

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 名古屋を中心に展開する大手生花店「坪井花苑 本店」(名古屋市中区錦3、TEL 052-961-6666)は6月9日~11日、シャクヤク24種類を集めて販売する「芍薬フェア」を展開している。

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 期間中、路面店の特性を生かして広小路通り沿いの歩道に36個のおけを並べて、1日約2,800本のシャクヤクを販売。「お祭り気分に」とスタッフらが通行人にシャクヤクの販売を声高に呼びかけている。

 店頭に並ぶシャクヤクは奥信濃で生産されたもので、茎が長くつぼみも固め。同店の書上(かきあげ)玲子さんは「通常店頭で販売しているものは輸入のものもあるが、今回はフェアのために奥信濃の限定市場から厳選したシャクヤクを多く集めている。鮮度にもこだわり元気なシャクヤクがそろっている」と紹介する。店内には「花が開いた時の印象を見てもらえるように」と5日前に入荷したシャクヤク全種類も展示。

 季節ごとに旬の花を特別に集めて不定期にフェアを行っている同店。今年は3月にチューリップフェアを行い、7月にはひまわりフェアを予定する。同店の神谷治加さんは「フェアの開催は、多くの方に『ここに花屋があるんだ』と気付いてもらえる良い機会。より気軽に花屋を利用して楽しんでもらうきかっけになれば」と期待を寄せる。書上さんは「一概にシャクヤクと言っても8種類の咲き方があり、色の付き方もさまざま。好みのシャクヤクを見つけてもらえれば」とも。

 主な販売品種は、サラベルナール、ルーズベルト、氷点、かぐや姫、プリンセスマーガレット、夕映など。通常1本500円で販売しているシャクヤクを期間中は1本=350円、3本=1,000円で販売している。そのほか、枝が短めのシャクヤクを5本集めて1束にした「カジュアル芍薬」(350円)も。「花の咲き方は1本で販売しているものを変わらないため、カジュアル芍薬もおすすめ」(書上さん)。

 フェアの平日開催について、書上さんは「ここはオフィス街に囲まれており、土日よりも平日の人通りの方が多いため」と話す。同フェアの利用客は主に仕事帰りのサラリーマンやOL。「夕方5時以降になると路面の販売スペースは人がごった返す。男性の利用客も意外と多い」という。フェア期間中、計5,600本の販売を見込む。

 営業時間は9時~21時(フェアは20時まで)。

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