栄・矢場公園の南に7月1日、ラーメン店「らーめん工房 その屋」(名古屋市中区栄3、TEL 052-251-0934)がオープンした。
店舗面積は約30坪。カウンター席10席、テーブル席4席を設ける。店内は通りに面した部分を全面窓ガラスにし、明るく開放的な雰囲気を醸し出す。
この春まで父親の代から受け継いできたペンションを白馬で運営していたという店長の園良樹さん。「元来のラーメン好きで『いつかはラーメン屋を』と考えていたが、今回縁あって栄に出店することになった」とほほ笑む。
同店が提供するラーメンのスープは15時間以上かけてじっくり仕上げたもの。豚頭・ゲンコツ・鶏足を入れアクを取りながら6時間ほどかけて煮込んだ後、タイミングをみて香味野菜などの食材を加え、さらに炊いていく。「ベースは豚骨だが、鶏や野菜もふんだんに入っているので臭みはない」という。
麺は中太麺を使用。園さんは「50回くらい製麺所とサンプルのやりとりをしてようやくスープに合う麺に仕上がった」と振り返る。具は、ネギ、水菜、チャーシュー、メンマ、のりなど。
スープに加えるタレを変え用意したメニューは、しょうゆ、みそ、塩、つけ麺の4種類。主なメニューは、コクのあるしょうゆダレを使った「極旨醤油らーめん」(690円)、濃厚に仕上げた「極旨味噌らーめん」(750円)、魚介のエキスを加えた「白塩ラーメン」(690円)、「角太魚介つけ麺」(800円)など。
ターゲットは20~30代を中心に幅広い客層を見込む。オープンして半月、ランチには近くで働くビジネスマンで行列ができることも。園さんは「まだオープンしたばかりで手探り状態」としながら、「さらに進化するため、日々研究を重ねている」という。「一杯一杯丁寧に作り、並んでも食べたいと思ってもらえるような店にしていきたい」とも。
営業時間は11時30分~15時、17時~22時。火曜定休。