飲食店が多く立ち並ぶ栄4丁目に7月14日、琉球フードとワインを提供する「macca(マッカ)」(名古屋市中区栄4、TEL 052-252-0800)がオープンした。
「30代が、かっこよく飲める店を出したかった」と話すのはオーナーの川上核人さん。「東京や大阪に比べ名古屋には、そうした店が少ないのでは」と日ごろから感じていたという。飲食店の経験はなかったが、「逆にそれを生かし、より消費者の目線に立った店を」とオープンを決めた。
30代に焦点を当てた店づくりのコンセプトは「ワインをフランクに」「体にやさしいフード」「おもてなしの心」。店内は、コンクリート打ちっぱなしの天井、白い壁、大きな窓ガラス、木目のテーブルといすなどでスタイリッシュな空間に仕上げた。壁に面したカウンター席を多く設け、女性客が1人でも気軽に利用できるよう配慮する。店舗面積は36坪。席数はカウンター席23席で、テーブル席20席を設ける。
「ワインに合うメニュー」をテーマにセレクトしたのは琉球フード。「油くどくなく、ヘルシーなものと試行錯誤した結果、行き着いた」と川上さん。「沖縄の気候とイタリア・シチリア地方の気候は、年間または1日を通しての気温差が似通っているうえ、魚介類・豚肉を代表的な食材としているなど共通点が多いことから取り入れた」という。「提供する料理はできるだけ化学調味料を使わず、自然食材を使い素材の風味そのものを生かしたメニューを多くした」とも。
主なメニューは、「海ぶどう」(750円)、「ゆし豆腐オリーブオイル」(600円)、「アーサー入りだし巻き」(700円)、「ゴーヤチャンプル」(860円)、「あぐー豚しゃぶしゃぶ」(1,200円)、「黒米タコライス」(850円)など。
壁のワイン棚には価格を記した赤、白、スパークリングワインを並べる。「ワインのラベルは個性的なものが多い。CDのジャケ買いのような気分でワインを手に取りお気に入りの1本をセレクトするのも楽しいのでは」と提案する。価格は、グラス(赤・白)=630円、ボトル=2,500円~。そのほか、泡盛、焼酎、サワー、酎ハイ、ソフトドリンクなども用意する。
「週に1、2回来ても体に優しく楽しめる店になれば」と川上さん。「お客さまに『マッカ』で飲んだことが話題になるような店、スタッフが『マッカ』で働いているのを自慢できるような店を目指していきたい」と意気込みをみせる。
営業時間は18時~24時。日曜・祝日定休。