名古屋東急ホテル(名古屋市中区栄4、TEL 052-251-2411)は、スイーツ好きの男性に向けたプロジェクト「甘男(アマメン)プロジェクト」を立ち上げ、8月2日から同ホテル1階の「コーヒーハウス モンマルトル」で第1弾企画「ジェントルマンデー」を展開している。
ジェントルマンデーでは、通常、ディナーメニューに1,155円追加することで提供している「デザート&サラダブッフェ」を、男性にのみ月曜限定で500円追加で提供するもの。店内にはホテルパティシエが腕を振るったスイーツ約20種類が並ぶ。ターゲットは20~30代の男性。
プロジェクトの立ち上げについて、同ホテルマーケティングマネジャーの三宅美都さんは「近ごろはホテル内のカフェはもとより、街中のカフェなどでも、1人でスイーツを楽しんでいる男性を見かけることが多くなった。これまでスイーツ企画といえば女性向けだったが、スイーツ好きの男性のための企画を何か提案できないかとホテル内で話が持ち上がったことがきっかけ」と振り返る。
「男性が『甘い物が好きだ』とはっきり言えるようになってきたのは、間違いなく時代の流れ」とレストランマネジャーの土岐昌一さん。「今は、『(酒が)飲める』ことはそれほど必要とされていないようだ」とし、「それよりも個人を尊重し、好きなものを素直に表現できる時代。今でさえ『男性=スイーツ』の構図は意外性を持って取り上げられるが、数年もすれば定着しそれほど珍しいものでもなくなっているのでは」と話す。
ビュッフェではプチシュークリームやショートケーキ、ソフトクリームやムース、和菓子、チョコレートフォンデュなど、色とりどりのスイーツが並ぶ。「たくさん食べても食べ飽きないように甘さは控えめ」と三宅さん。女性よりも楽しそうにたくさんスイーツを取っている男性や、スイーツと一緒に写真を撮る男性の姿も見受けられるという。
今後、同プロジェクトの第2弾として2階のバー「フォンタナ ディ トレビ」で男性向けの甘めのカクテルを提供する企画や、ウイスキーに合う生チョコレートを提案する企画などを考案中だという。
スイーツビュッフェ利用時間は17時~22時。「ジェントルマンデー」の利用はレストランへの予約が必要。