金山に9月1日、スリランカ・レストラン「CAFE PAHANA(カフェ パハナ)」(名古屋市熱田区金山町1、TEL 052-253-7681)がオープンした。
オーナーはスリランカ人のムナシンハさん。日本人の妻・弥生さんと結婚しスリランカに住んでいたが子どもができたのを機に来日。ホテルのコック経験を生かし2002年、稲沢市内に店を構えた。その後、同じ稲沢市内で場所を変え約1年前にパハナ本店をオープン。今回、2号店となる金山への出店はビルの借り主が本店の常連客だったことがきっかけ。「空きスペースができたときに声をかけてもらった」という。現在、2号店に専念するため本店は休業中。弥生さんは、スリランカ人のシェフ2人とともに店を切り盛りする。
モダンなアジアン空間をイメージした店内にはカウンター7席、テーブル席8席を設ける。コストを抑えるため、ムナシンハさん手作りの棚やカウンターは温かみのある雰囲気に仕上げた。
本格的なスリランカカレーをメーンに展開する同店。「おいしくてヘルシー」をコンセプトにスパイスは現地から取り寄せた天然もので、塩はスリランカ産の天日干し、油はコレステロールゼロのヒマワリ油を使うなどのこだわりをみせる。
主食がご飯のスリランカカレーは、「スパイシーで辛い」のが特徴。2、3種類のカレーとご飯を混ぜて食べるのがスリランカ風。カレーの種類によって変えるスパイスはすべて店で調合し、他店へも卸している。
ランチメニューは、「カリーランチ(チキンカリー&ダル豆カリー)」(580円)、「日替わりランチ(本日のカリー&野菜カリー&スリランカ風コロッケ)」(680円)、「辛口ランチ(日替わりランチの辛口)」(780円)を用意する。すべてサフランライスとスリランカサラダが付く。ディナーはカレーを2種類のせたスリランカンプレート(980円)やセットメニューも提供する。そのほか一品料理、サラダ、スープ、デザートなども。
オープンして間もないが、平日は毎日30食分の弁当の注文をこなし、徐々に常連客もついてきた。「スパイスやハーブ、フレッシュ野菜など体に良いもの使ってヘルシーに作っている」とムナシンハさん。「疲れたときに食べると元気が出るといってテークアウトしていくお客さんもいた」とほほ笑む。「スリランカカレーをおいしく食べて健康になってもらえれば」とも。
営業時間は12時~15時、17時~24時。日曜定休。10月からはナンをメニューに加える予定。