大須観音近くに12月2日、エビを使った「粉もん」を提供する「元祖・えび焼き えび財天 名古屋大須店」(名古屋市中区大須2、TEL 052-231-4646)がオープンした。
同店は、大阪市中央区に店を構える「元祖・えび焼き えび財天 相合橋店」を本店とする名古屋初FC店。運営するのはLEON(レオン=西春日井郡豊山町)。昨年8月ごろから「えび財天」の移動販売を手掛けていた同社。「これから(移動販売の)全国展開をしていこうと考えていたときに、縁あって大須に出店することになった」とオーナーの丸山真司さん。
「えび財天」はエビ1匹が丸ごと入ったスタイルの「粉もん」。しょうゆベースのだしを入れた生地にキャベツ、乾燥小エビ、エビの粉末入り天かす、エビ1匹を入れて焼き上げる。「外はカリカリ、中はふんわりトロトロ。あっさりとしていて飽きのこない味」だという。「名古屋の人は濃い味が好きな人が多いので、仕上げにしょうゆを少しのせている」などの工夫も施す。
焼いて仕上げる「えび財天」のほか、「揚げ」も提供する。一口サイズの焼いた「えび財天」を油でカリッと揚げた「揚げ財天」はエビのしっぽまで食べられるのが特徴。好みでトッピングできるソースは「お好み焼き風」と「特製えびマヨソース」を用意する。「特大 えび財天」は3個入り300円、5個入り490円、「揚げ財天」は7個入り450円。ソースは50円追加。
主にイベント会場などで移動販売していたときに比べ、「客層が広がり利用客も増えた」と丸山さん。「えび財天」について「見た目はたこ焼きと似ているが『別の食べ物』」だという。「エビは子どもから大人まで幅広い年齢層に好まれる。これから『えび焼き』をスタンダードな食べ物になるよう定着させていきたい」と意気込む。「店が軌道に乗ったら移動販売も再開したい」とも。
営業時間は11時~21時。