名古屋市科学館(名古屋市中区栄2、TEL 052-201-4486)で4月23日、特別企画「お化け屋敷で科学する!」が始まった。
「お化け屋敷で科学する!」は、日本科学未来館とフジテレビによる共同企画で、これまでお台場などで3回開催され計27万人以上の動員を記録した人気イベント。名古屋での開催は初めて。
同展は、「恐怖」という感情をテーマにした体験型学習アトラクション。映像や特殊装置を駆使した「お化け屋敷」で実際に恐怖を体験した後、「恐怖」をテーマとした最先端の研究成果を紹介する。
会場は、音・光・映像など人間の感覚を刺激することによって恐怖を体験する「お化け屋敷体感エリア」、恐怖という感情が「どのように生まれるのか」「(恐怖に)反応する仕組み」などを、図を交えながら科学的に解説する「科学トピックス学習エリア」、ほかの来館者がお化け屋敷で怖がる様子を観察できる「観察室」などで構成する。心霊写真のような写真が撮れる「お化け撮影機」(1回500円)を用意するほか、同展のオフィシャルグッズショップも展開する。
「負の感情なのに、なぜか『恐怖』をテーマにしたお化け屋敷のようなアトラクションや映画が人気」と同館学芸員の小塩哲朗さん。「このイベントは、『恐怖』がどのような感情なのかを体験しながら、学習することができるエンターテインメントと科学を結びつけたイベント」という。
「いまだ謎に包まれている恐怖という感情。怖さの感じ方が、人それぞれ違うところも面白い。ぜひ多くの方に体験いただき、脳の働きの不思議を知ってほしい」と来館を呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。月曜・第3金曜休館。入場料は、当日券=大人1,000円、大学・高校生700円、小中学生500円、前売り券=大人800円、大学・高校生500円、小中学生300円。6月26日まで。