名古屋市芸術創造センター(名古屋市東区葵1 )で5月18日、日本人の特性と社会システムを考えるフォーラム「私たちの社会システム 鏡の中の自分に向かって問いかけてみよう」が開催される。
名古屋青年会議所(TEL 052-221-8590)の「新しい社会システム研究委員会」が主催する同フォーラム。同委員会委員長の大島千世子さんは「現在の日本の状況を思うと、日本という国家のために何かをしたい、何かをしなくてはいけないと考えている人は多いはず。社会の仕組みを調査・研究する中で、自分たち日本人の特性というものを再認識した。システムを作っているのは私たち国民一人ひとり」と話す。
当日は、「歴史をひもとくことにより日本人の良い面、悪い面を再認識し、一人ひとりがどのように社会システムと向き合っていけばいいのかを考える」という。
フォーラムは4部構成。内容は、オープニング=名古屋を中心に活躍する女性講談師・古池鱗林さんによる講談「私たちの身近な社会システム」、第2部=三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長の中谷巌さんによる講演「歴史を学ぶことは未来をつくること」、第3部=「日本人の軸、社会の仕組みの根幹にあるもの」を中谷さんにインタビューする「中谷先生に聞いてみよう」、第4部=「今、私たちがすべきこと」と題したクロージング。
講談師・古池さんの起用について、大島さんは「社会システムは難しいテーマ。これを分かりやすく紹介するため、講談の力を借りることにした」と話す。委員会と古池さんが共に考えながら、身近な社会システムを盛り込んだ講談を作り上げたという。「古池さんの講談と中谷さんのお話で、難しい問題を分かりやすく解きほぐし、皆で一緒に考えていけるフォーラムにしたい。多くの方に来場してほしい」
開会は18時30分(受け付けは30分前から)。入場無料。フォーラムに関する問い合わせは同会議所まで。