児童虐待防止を呼び掛ける「オレンジリボンキャンペーン2011啓発パレード」が11月3日、名古屋市中区内で行われ、県内在住の親子58組が久屋大通、大津通を行進した。
愛知県は児童虐待問題に対する社会的な関心を高めるため、毎年11月を児童虐待防止推進月間に「オレンジリボンキャンペーン」を実施。児童虐待の防止を呼び掛けている。当日、若宮大通公園に集まった参加者は、胸に児童虐待防止の象徴であるオレンジリボンを着用し、「子どもの笑顔」をプリントした傘を持ってパレード。「全ての子どもたちの笑顔を守る」というメッセージを発信した。
子どもたちの笑顔をプリントした傘を開き、人々に未来への希望や平和への願いを発信する「メリープロジェクト」に取り組む水谷孝次さんは「子どもたちの笑顔が守られて虐待が無くなることを願っている。子どもたちを大切にする社会になってほしい」と期待を込める。
パレードには大村秀章愛知県知事も参加。大村知事は出発式で「ちょっとしたことであっても児童相談所に相談してほしい。地域の温かい見守りがあれば、児童虐待は無くしていけると思う。手に手をとって、みんなが絆で結ばれる日本を作っていきたい」と話し、参加者と共に行進。人々に児童虐待防止を呼び掛けた。