ドイツのミュンヘンで毎年開催秋に開催されているドイツビールの祭「オクトーバーフェスト」の名古屋版が7月11日~22日の12日間、久屋大通公園(名古屋市中区栄3)久屋広場とエンゼル広場で開催される。名古屋での開催は今年で2回目。
昨年は久屋広場を使い8日間開催し、延べ4万3000人を動員した。今年は、「昨年は予想を超える動員数で、立ち飲みのお客さまも多くなってしまった」(広報担当者)ことから、開催エリアをエンゼル広場まで拡大し席数を増やし、開催期間も延長して開催する。
今年は、世界で唯一、空港内に醸造所を持つミュンヘン国際空港で造られるオリジナルビール「エアブロイ」を、たる生の状態で中部国際空港(セントレア)まで空輸し会場内で提供する企画を初めて展開。「エアブロイ」を飲めるのは、ミュンヘン国際空港と名古屋での同イベント期間中のみだという。そのほかの主なビールは、「ヴァイスビールの王様」と言われる「ミュンヘナー ヴァイスビール」、「バイエルン王家のヴァイツェン」と言われる「ケーニッヒ・ルードヴィッヒ ヴァイスビア ヘル」、「詩人ゲーテも愛した」と言われる黒ビール「ケストリッツァー シュヴァルツビア」、「レーベンブロイ」など。
会場にはワインバーも含め12店舗が軒を連ね、ビールやワインのほか、本場のソーセージなども提供する予定。ステージも特設し、ドイツから来日した楽団らが民族衣装を身にまとい伝統的なドイツ民謡音楽を演奏する時間も設ける。
「日本のビールとは違う味わいのビールがたくさん並ぶ。開催期間も昨年より長くしているので、より多くの人に本場のオクトーバーフェストの雰囲気を少しでも感じてもらえたら」と期待を込める。
開催時間は、平日=15時~21時、土曜・日曜・祝日=11時~21時まで)。入場無料(飲食は有料)。