地下鉄久屋大通駅・南改札口横のセントラルギャラリー(セントラルパーク地下街・北端壁面)で2月26日から、広告写真家を中心とする団体「APA(公益社団法人 日本広告写真家協会)」の中部支部による写真展「PROFESSIONAL×PROFESSIONAL~中部のものづくり~」が開催される。
同展は毎年1回開催しており、その時の時勢なども踏まえてテーマを毎回変えている。近年では、2010年度に名古屋で開催されたCOP10に連動させ「生き物・自然・環境・そしてこの地球への思い」をテーマに「One The Earth」、2011年度は東日本大震災から丸1年というタイミングで「アーカイブ、自分たちの生きている場所を写真で残す」をテーマにした「写真は記憶」などをテーマにしている。
今回は「中部のものづくり」をテーマに、写真家19人、計約40点の作品を展示する。同テーマに決めた経緯について、「景気低迷が長く続く昨今、盛んであった中部の産業も例外ではない。写真家の作品発表とともに、広告写真業として少しでも中部の産業・ものづくりのPRに役立てれば」と、同展実行委員の宮田政也さん、高坂浩司さん。
写真作品を通して「中部の産業・ものづくりを少しでも多くの方に知ってもらい、興味を持ってもらいたい。生産された『物・製品』はもちろん、それらの『作り手』を感じ取れる写真作品を見ることで、物・製品の裏にある『ストーリー』を知り、魅力を感じてほしい」と思いを語る。
地下街のセントラルギャラリーでの開催となるが、「パブリックスペースでの展示なので、われわれ広告業界の方々だけへの発信ではなく、より多くの一般の方々に興味を持っていただき、共感してもらえる作品展でありたい」とも。
開催時間は10時~21時。3月5日まで。