栄の「名古屋パルコ」(名古屋市中区栄3)が来年のオープン25周年を控え、「NAGOYAをみんなで盛り上げよう」というコピーの下、地元を巻き込んだ「LIVE! NAGOYA」(リブ!ナゴヤ)キャンペーンを展開している。
キャンペーンは、「東海地区で活躍する地元クリエイターや専門店と協業し共に成長(インキュベーション)」「(栄・大須・久屋大通り地域・イベントとの交流を深め、栄地区の活性化を推進)街づくり」「パルコの事業活動を通じた独自の情報発信力により集客(情報発信)」をテーマに展開する。
同キャンペーンでは、名古屋に縁のある人々が特設サイトで名古屋に対する思いを語るほか、館内ポスターにも登場。「従来のマス媒体にとらわれず、街と連携し、ウェブを活用した立体的なプロモーション展開とパブリシティーを含めた新たなPR戦略の構築を目指している」(名古屋パルコ広報担当の石川奈津子さん)という。
今年の南館15周年、来年のオープン25周年を機として「リ・プロデュース計画」を推進し、店舗を大きく再編した改装と大規模なビル環境の改善を2016年春までに段階的に行う予定だという同館。「名古屋エリア(愛知・岐阜・三重)に住む方々と一緒に名古屋という街を考えながら、街を一緒に盛り上げていく。パルコがそのような活動のお手伝いをしたいと考えた」と話す。
キャンペーンの第2弾を展開中の現在は、一般から名古屋への愛や名古屋に対する思いや夢を表現した動画を募集。その中の数人は、来年度のパルコのCMに出演することができる。
石川さんは「25周年の機にした今回の活動により、パルコ自身が25年間育てていただいた名古屋という街を本当に愛しているということ、そしてこれまでとは違ったパルコに進化していくということを感じていただければ」と意気込みを見せる。