名古屋市中区栄の矢場公園(名古屋市中区栄3)で11月29日、日本最大級となる「北欧」をテーマにしたクリスマスマーケットイベント「TRAVELLERS in北欧クリスマス ストリート」が始まった。
「TRAVELLERS」は、「日本で世界を疑似体験する」ことをテーマに今回初めて企画された。主催は、栄ミナミ地域活性化協議会。企画・制作・運営はゲイン、博報堂中部支社、アオイプロ、FOOD&DRINK BANKの4社が共同出資し設立した事業体「TRAVELLERS実行委員会」。
フィンランド政府観光局の能登重好さんは「日々北欧のプロモーションを全国で行っているが、今回は北欧の本物の店を招いており、いつもに増して特別感がある。こうした試みを名古屋でできるのは非常にうれしい。地域活性化にも役立つこうしたイベントはなかなかないのでは」と開催の喜びを語る。
会場には、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの4カ国から飲食店やインテリア・キッチン雑貨店など20件以上のコンテンツが集まっている。そのほとんどが日本・東海エリア初登場。中には、2006年公開の映画「かもめ食堂」で舞台となったフィンランドの人気カフェ「カフェ・スオミ」の出店も。
会場内は、木材で通路が作られていたり、ウッドチップが敷かれていたり、テント内の照明にさまざまな北欧デザインのものが使われていたりと、「北欧」をテーマに隅々まで演出している。また、フィンランドの「ムーミンワールド」から、ムーミン、パパ、ママ、スナフキン、ミイのムーミンファミリーが来日。会場内で1日に4回ショーが行われるほか、撮影会も開催する。
開催時間は11時~21時30分(最終入場は20時30分まで)。入場料は1,000円(平日・16時までに入場=500円)、未就学児無料。1度入場料を支払えば、時間制限なく会場内への出入りは自由。12月28日まで。