名古屋を中心に活動するユニット「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)」が12月4日、メンバー総出演の映画「サムライ・ロック」の製作発表を行った。
同ユニットは東海エリア出身・在住の男性タレント、俳優たちで構成されたエンターテインメント集団。テレビへの出演のほか、ミュージカルの定期公演など精力的な活動を行っている。
同映画はメンバー総出演で製作されるオリジナル作品。450年前の戦国時代から名古屋にタイムスリップしてきた織田信長(小林豊さん)、豊臣秀吉(本田剛文さん)、徳川家康(田中俊介さん)の三英傑が、現代の若者たちとアイドルユニットを結成。仲間との夢をつかむために歌い踊り、困難に立ち向かうストーリー。メガホンを取るのは「スイッチを押すとき」「余命」の中島良監督。12月5日にクランクイン、全編を愛知県ロケで撮影する。
同ユニットが所属するフォーチュンエンターテイメントの谷口誠治社長は「4年前から、舞台をやる、テレビに出る、映画を作るという3つの目標を掲げてスタートした。ミュージカルやライブ活動、テレビのレギュラー番組を持つなど、目標が一つ一つかなっていった。最後の映画を今までやってきたことの集大成にしたい。この作品を全国にぶつけたい」と映画への思いを語った。
メンバーは配役の衣装で登場。「本作の信長は真っ直ぐな男。彼が現代に生きる青少年に出会って葛藤し、それを解消していくところが物語のキーになる。男らしくしっかりと演じたい」(小林さん)、「秀吉は皆さんが知っている有名な人物。そのイメージと今回の台本からくみ取ったものを混ぜ合わせ、元気いっぱいに楽しく演じたい」(本田さん)、「今回の家康は腹黒い部分、ダークな部分が描かれている。いい意味でメンバーの中で浮きたいと思っている」(田中さん)とそれぞれ意気込みを語った。
最後に小林さんは「僕たちの夢は名古屋からエンターテインメントを全国に発信すること。オール名古屋で製作して全国に届けられるのは、すごくうれしい。応援してくれるファン、支えてくれる関係者がいて映画を作り上げることができる。今からますます気持ちを込めて頑張っていく。一緒に夢に向かって走りだしていただけたら」と呼びかけた。
映画は2015年5月に完成予定。東海地方の映画館から先行上映がスタートする。