「yamory(ヤモリ)」(名古屋市中区栄3)が3月2日、クラウドファンディングサイト「makuake(マクアケ)」を通じ「美味しくてオシャレな携帯非常食『LifeBox(ライフボックス)』」の資金募集を始める。
若者に防災意識を広めることを目的に「街中でボウサイキャンプ」「アプリを使った避難訓練」などを手掛ける同社。これまで、「非常食定期宅配サービス」を展開し、自宅や指定場所への非常食備蓄をすすめていたが、今回は外出時に持ち歩く商品を開発するという。岡本ナオト社長は「ターゲットである若者は平日・休日共に外出をしている事が多い。その時に被災しても安心な環境をこの商品で作りたい」と話す。
「今回特徴的なのは、備蓄する食料に『グラノーラ』を採用していること」と岡本さん。グラノーラとはシリアル食品の一種で、近年の健康ブームもあり、若い女性を中心に愛好者が増え続けているという。美味しいグラノーラを普段から持ち歩き、お腹がすいたら食べても良く、無くなったら補充するスタイルを提唱する。
同商品を使い、「大切な人への手紙」を箱の中に入れてギフトとしてプレゼントすることもできる。贈った相手が被災した時に読んでもらう手紙で、「必ず生きて再会しよう」など、その時に伝えたいメッセージを書くことをイメージしているという。電話番号や集合場所などを書くこともでき、「家族や恋人同士で贈り合ってもらえれば」と岡本さん。
同プロジェクトは、支援額が目標金額に達すると実際に商品の製造が始まる仕組み。支援希望者は、マクアケページ内のライフボックスのプロジェクトページにアクセスし、支援コースを選ぶ。募集は5月29日まで。