栄の久屋大通公園で5月23・24日、名古屋近辺の学生たちがそれぞれの活動を発表するイベント「NAGOYA学生EXPO2015」が開催された。
今年で5回目となる同イベント。「学生と社会をつなぐプラットフォーム」をコンセプトに名古屋市が開校した仮想キャンパス「ナゴ校」の参加学生が、行政や企業、地域と協力。今回は「Stars-みんなが輝くナゴヤ-」をテーマに、さまざまなステージ発表やブースの出展が行われた。
公園内には学生サークルを中心に、17のブースが出展。8月に開催される「にっぽんど真ん中祭り」の学生委員会は、クイズで祭を紹介。名古屋大学フォーミュラチームFEMは「全日本フォーミュラ大会」連覇を目指す小型フォーミュラカーを展示した。ほかに地震実験や防災グッズ作り、海外の学生と協力するワークキャンプなど、さまざまな活動が紹介された。
フードコートでは、学生のアイデアを取り入れた名古屋コーチン・グルメなどを販売。名古屋コーチンのスティック唐揚げや焼きうどん、プリンなど6店舗が軒を連ねた。24日には実際にメニューを食べた来場者の投票による「名古屋コーチン・グルメチャンピオン」を表彰。「釜玉屋」の「名古屋コーチン釜玉ラーメン」が優勝した。
釜玉屋代表の豊田宗隆さんは「名古屋コーチンの生卵とたまりを混ぜて食べる汁なしラーメン。愛知県は醸造の街なのに汁なしの麺料理が無かったので、ずっと作りたいと思っていた。金城学院大学の学生たちのアイデアを取り入れて開発した『サルサ釜玉ラーメン』は、片手で食べ歩きできるおしゃれなラーメン。斬新なアイデアは刺激になった」と話す。同商品は今後、愛知県内の大学学食などにプロデュースされるという。
ステージは南米音楽のフォルクローレや吹奏楽、和太鼓、バンドなどの音楽のほか、ダンス、書道パフォーマンス、漫才など、多彩な演目の発表が行われた。学生たちは普段の活動を紹介しながら、練習の成果を観客の前で発表した。タレントグループ「BOYS AND MEN」の研究生や地元アイドルユニット「さくらシンデレラ」のステージ、名古屋グランパス・牟田雄佑選手のトークショー、BMX(競技用自転車)世界チャンピオンの内野洋平さんのパフォーマンスなども行われ、会場は多くの観客でにぎわった。