大須の「シアターカフェ」(名古屋市中区大須2)で8月10日から最先端技術を使ったCGアニメーションなどの特集上映「アルスエレクトロニカ・アニメーション・フェスティバル2014 名古屋上映」が開催される。
オーストリアのリンツで毎年開かれるメディアアートのイベント「アルスエレクトロニカ」内のプログラムの一環として、世界中から応募されるデジタルアニメーション作品を紹介する同企画。同店では毎年、テーマ別に代表的な作品を選び、特集上映を行っている。
今回は2014年開催から厳選した計81作品を4組に分けて上映する。内容は次の通り。
Aプログラム(99分)=インスタレーションやプロジェクション・マッピングに含まれるアニメーションの作品集「エクスパンデッド・デジタル・アニメーション」11本、さまざまなタイプの映像と音楽がコラボレーションした作品集「ビジュアル・ミュージック」13本。
Bプログラム(95分)=意外性あるお話の作品集「コメディ」35本、極限状態におかれた人の精神状態や、ネガティブな気持ちなどを表現した作品集「メンタル・ステーツ」8本
Cプログラム(98分)=芸術と科学の間で繊細に表現される小宇宙の作品集「インナー・ワールズ」8本、最新の「動き」に注目した作品集「モーション」10本。
Dプログラム(87分)=立体視の新しい方法や、抽象表現を含んだ技術実験など、時空間の新しい視覚体験の作品集「エクスペリメンタル」7本、19歳以下の若者によって制作された作品集「ヤング・アニメーションズ」8本、詩的な恋愛から政治的な風刺劇まで、デジタル技術によるさまざまなストーリーの作品集「ナレーション」6本。
同店の林緑子さんは「最新のモーショングラフィックスやミュージックビデオ、プロモーションビデオからアートフィルムまで、従来のアニメーションの枠にはまらない幅広いデジタル映像作品を一気に眺望できるチャンス。名古屋初上映の魅力的な作品ばかりなので、ぜひご覧いただけたら」と来店を呼び掛ける。
定員は各回15人(予約可)。入場無料(1プログラムごとに1ドリンク=500円を注文)。8月23日まで(火曜定休。8月22日は別イベント)。