見る・遊ぶ 暮らす・働く

NHK岐阜が75周年記念ドラマを放送 谷村美月さんらが名古屋で会見

来名した(右から)町田啓太さん、谷村美月さん、シネマスタッフの4人

来名した(右から)町田啓太さん、谷村美月さん、シネマスタッフの4人

  • 0

  •  

 「NHK岐阜放送局」制作のドラマ「ガッタン ガッタン それでもゴー」が10月28日、BSプレミアムで全国放送される。放送に先立ち、出演の谷村美月さん、町田啓太さんと主題歌を担当した「cinema staff(シネマスタッフ)」のメンバーが名古屋で会見を開いた。

[広告]

 同放送局の開局75周年を記念して制作された同ドラマ。岐阜県の奥飛騨を舞台に、悩みながら生きる若者たちが地域の人々との出会いや、自然、史跡との関わりを通じて進むべき道を見出していく姿を描く。脚本は岸田國士戯曲賞、向田邦子賞などを受賞した劇作家・岩井秀人さんが、実在する人物やエピソードを取材して執筆。約400人のエキストラが出演し、奥飛騨温泉郷、旧神岡鉄道のレールマウンテンバイク「ガッタンゴー!!」などで撮影が行われた。

 東京で働いていた加奈(谷村さん)は母の死をきっかけに奥飛騨に帰ってくるが、幼少期の経験が原因で故郷を好きになることができない。加奈の同級生の信一(町田さん)は両親が経営する温泉旅館を嫌々手伝いながら、自分の夢をあきらめようとしていた。ある日、加奈は奥飛騨の鉱山や鉄道などを大切に思い、さまざまな活動をする小谷(松尾スズキ)に出会い、子ども時代の幸せな記憶を思い出す。

 谷村さんは「加奈を自分の人生のように生きたので、出来上がった映像を見るのは照れくさい。加奈としては今日の会見で終わりなのかと思うと寂しい。作品を残すことは素敵なことだと、あらためて気付くことができたドラマだった。多くの方に見ていただけたらうれしい」と話す。

 町田さんは「細やかな感情の流れ、人と人のつながりが感じられる温かい作品。現地でいろんな人と話して、感じたことを大事にしながら信一を演じた。一歩を踏み出す勇気が持てる作品なので、若者に見てほしい」と呼び掛ける。

 シネマスタッフは岐阜県出身の辻友貴さん、飯田瑞規さん、三島想平さんと愛知県出身の久野洋平さんによる4人組ロックバンド。三島さんは「台本を読んでから実際に奥飛騨に行き、ドラマスタッフと同じ気持ちで作った。主人公たちの気持ちに寄り添い、自分の背中を押せるような曲になった。岐阜のスピリットを持って活動しているので、誇りに思える仕事になった」と話し、辻さんらと共に笑顔を見せた。

 放送は22時~22時59分。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース