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大須商店街に大道芸人、大集合 おいらん道中、プロレス、アイドルなど多彩に

大光院で上演されたハラプロジェクトのスーパーコミック歌舞伎「鳴神」

大光院で上演されたハラプロジェクトのスーパーコミック歌舞伎「鳴神」

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 大須商店街で10月10日・11日、「大須大道町人祭」が開催された。

大道町人祭の華、おいらん道中

 今年で38回目を迎えた同祭。45組250人の大道芸人が大須に集合し、寺社の境内や路上など商店街各所を舞台に、パントマイム、ジャグリング、がまの油売りなどのさまざまな大道芸を披露した。9月に再開した大須演芸場も舞台となり、活動弁士や地元アイドル「OS☆U」などの入場無料公演が行われた。

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 大須観音で行われた初日のオープニングセレモニーでは、今井富雄同商店街連盟会長が「例年は秋晴れで暑くなるが、今年はちょうどいい曇り空の祭り日和になった。全国からたくさんの方が商店街にお越しいただき、とてもうれしい。商店街連盟が力を入れている1年間で一番大きなイベント。今年も皆さんに楽しんでいただける楽しいお祭りをつくっている。ガイドブックを読んで楽しんでほしい。ぜひ商店街での買い物や飲食もしていただけたら」とあいさつ。

 その後、東仁王門通の「おいらん宿」を出発した「おいらん道中」が大須観音に登場。華やかなおいらんの姿に来場者から大きな歓声が上がった。

 オープニング終了後は特設リングで東海プロレスによる「大道プロレス」、境内の東西で中国雑技、人間ジュークボックスがスタート。多彩なジャンルの娯楽が見られる2日間のイベントが始まった。

 大道芸人たちはふれあい広場や浅間神社などで自慢の芸を披露。商店街を移動してパフォーマンスを行うロービングなど、大須全体がステージとなり、観客はいろいろな場所で大道芸を楽しんだ。大光院ではハラプロジェクトによるスーパーコミック歌舞伎「鳴神」、大駱駝艦(だいらくだかん)による「金粉ショー」などが上演され、集まった観客を盛り上げた。

 今年の実行委員長を務めた井上将弘さんは「開催するまで心配だったが、今年は例年以上にスタートから来場者が多かった。多くのスタッフの頑張りで前夜祭から盛り上がり、いい祭りになった。今年は大須演芸場が復活して会場として使えたことがうれしかった」と話した。

 大須公園では大道芸のワークショップ「チャレンジ大道芸」が行われ、多くの家族連れが皿回しなどに挑戦した。「KOMEHYO(コメヒョウ)本館」では同祭の歴代ポスターを展示。第1回からの歴史を紹介した。そのほか、駄菓子屋、はいから茶屋などの飲食店ブースや祭りの限定Tシャツ販売など、来場者は夜間までイベントを楽しんだ。

 井上さんは「大道町人祭は実行委員長が毎年変わるので、伝統とともに新しくなっていく。今年は代々の実行委員長に受け継いでいく『委員長法被(はっぴ)』を制作した。20年後、30年後、今の子どもたちが大きくなった後も、この法被を着てみんなで祭りを盛り上げてほしい」と笑顔を見せた。

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