今池のライブハウス「TOKUZO」(名古屋市千種区今池1)で3月15日、名古屋在住の劇作家・北村想さんと小説家・諏訪哲史さんの対談イベント「北村想×諏訪哲史トークセッションVer.2~近くでトークのあなたに~」が開催される。
昨年12月に栄の愛知芸術文化センターで開催された同対談。名古屋を代表する博識作家2人が、互いの偏愛作家についてたっぷりと語り合った。2人ともに語りたいことがまだまだあり、観客からの要望もあったことから、より自由なテーマで話せるスタイルでの第2回が決定した。
北村さんは1984(昭和59)年に「十一人の少年」で岸田戯曲賞を受賞。その後、劇団「プロジェクト・ナビ」などで幻想的な作品群を発表。同劇団解散後は演劇ユニット「avecビーズ」で新作を発表している。諏訪さんは2007年に小説「アサッテの人」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。「りすん」「ロンバルディア遠景」「領土」など、新しい小説の形を問う意欲作を発表し続けている。
今回は劇場からライブハウスに舞台を変更。文学はもちろん、演劇、映画、音楽、漫画から哲学、科学まで、台本を決めずにフリートークで語り合う。朗読など特別企画もあるという。
主催の「家鴨の編集舎」小島祐未子さんは「芸達者でサービス精神旺盛な2人だけに、よりライブ感のある会場をと探していたら、ライブハウス、しかも酒場にたどりついた(笑)。TOKUZOはジャンル横断的で、多才な作家2人と知的好奇心あふれる観客が出会うのに絶好の場。観客には酔ってリラックスして楽しんでいただけたら」と話す。
開催時間は19時30分~。入場料1,500円(当日は300円増)。チケット販売、問い合わせはTOKUZO(TEL052-733-3709)まで。