愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)12階のアートスペースAで11月11日から、「第38回 PFF in 名古屋」が開催される。
PFF(ぴあフィルムフェスティバル)は1977(昭和52)年、「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに始まった映画祭。メインプログラムとなる自主制作映画のコンペティション「PFFアワード」では、これまで映画監督の石井裕也さん、内田けんじさん、園子温さんなど、現在も映画界の第一線で活躍する才能を発掘してきた。
コンペティション部門以外でも、フランソワ・トリュフォー、マキノ雅弘、テオ・アンゲロプロス、ミヒャエル・ハネケ、ロバート・アルトマン、ダグラス・サークなどの特集企画を組むなど、通常の映画館ではなかなか見ることのできない国内外の映画を紹介し続けている。
38回目となる今回は、483本の応募作品から選ばれた「PFFアワード2016」入選作品20本を上映。12日に三浦翔監督(「人間のために」)、吉川鮎太監督(「DRILL AND MESSY」)、13日に菊沢将憲監督(「おーい、大石」)が来場し、入選作品についてトークを行う。来場者の投票による「名古屋グランプリ」も決定する。
11日16時からは「傑作発見」プログラムによる招待作品「ウィークエンド」(アンドリュー・ヘイ監督)を上映。作品を選定した橋口亮輔監督が上映後にトークを行い、同作の魅力について語る。
入場料はPFFアワード2016=1回券前売り800円、1回券当日1,000円(学生700円)、フリーパス前売り5,000円、フリーパス当日6,000円(限定30枚・カタログ付き)。「ウィークエンド」=前売り1,000円、当日1,300円(学生700円)。11月13日まで。