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アートラボあいちで映像企画「ALA screen」 第1回は辻直之さんアニメーション

辻直之さんのアニメーション作品「影の子供」

辻直之さんのアニメーション作品「影の子供」

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 「アートラボあいち」(名古屋市中区丸の内3)で現在、新プログラム「ALA screen」が開催されている。

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 「アートラボあいち」は国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」や現代アートに関する情報の発信、愛知県内の芸術大学と連携した定期的な展覧会の開催などを行う施設として、2015年8月に大津橋と長者町にオープン。3月で長者町を閉館し、大津橋に活動を集約していく形で5月20日にリニューアルオープンした。今後は実験的な創造を生み出す「ラボラトリー」、ともに学び考える「コ・エデュケーション」、連携、協働の創出の場となる「コラボレーション」の3つのキーワードを起点に、都市型のアートセンターとして先端的な芸術活動を展開していく。

 「ALA screen」は同施設が新たに立ち上げた映像作品の上映プログラム。優れた作品を上映することで、新しい発見の場を生み出し、愛知のアートシーンをより広い世界へと開いていくことを目指す。

 第1回の上映作品は辻直之さんの「影の子供」。辻さんは静岡県出身のアニメーション作家。画用木炭を使ってイメージを描いては消し重ねていくプロセスをコマ撮りしていく手法で、動きの痕跡を残しながら運動とメタモルフォーゼの中間に位置するような独特のアニメーションを制作する。「あいちトリエンナーレ2010」では映像プログラムに「エンゼル」を出展した。

 「影の子供」は2006年に愛知芸術文化センターのオリジナル作品として制作された18分のアニメーション。父親に食べられそうになった娘が、兄と共にさまざまな生き物に変化しながら逃げていく様子を描く。2007年の米・アナーバー映画祭で奨励賞を受賞した。

 同施設では現在、名古屋造形大学展覧会「black,color」も開催中。木村充伯さん、タン・ルイさんの作品を展示している。

 開館時間は11時~19時。月曜~木曜休館。入場無料。6月25日まで。

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