NHK名古屋制作ドラマ「マチ工場のオンナ」概要発表 内山理名さんら会見

(左から)永井大さん、内山理名さん、舘ひろしさん

(左から)永井大さん、内山理名さん、舘ひろしさん

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 「NHK名古屋放送局」制作の連続ドラマ「マチ工場のオンナ」が11月17日から、NHK総合テレビで全国放送される。放送に先立ち9月27日、出演の内山理名さん、舘ひろしさん、永井大さんが同局スタジオで会見を開いた。

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 毎週金曜に「ドラマ10」として放送される同作。今年1月から3月に放送された「お母さん、娘をやめていいですか?」に続く名古屋制作ドラマ第4弾となる。父の残した町工場の社長に就任した専業主婦が、慣れない会社経営や家族の危機など、さまざまな荒波を乗り越えて奮闘するヒューマンドラマ。原作はダイヤ精機社長・諏訪貴子さんが自らの半生を書いたノンフィクション「町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争」。主人公の光を内山さん、父・泰造を舘さん、夫・大を永井さんが演じる。出演はほかに竹中直人さん、柳沢慎吾さんら。8月18日にクランクインし、名古屋市内、三重県桑名市などでロケを行っている。

 32歳の専業主婦・光は、夫・大と息子の3人暮らし。ある日、過労で倒れた父・泰造の様子を見に行くと、医師からガンで余命4日と告げられる。幼くして亡くなった兄の代わりに社長にしようと育ててきた泰造に反発して専業主婦を選んだ光だったが、町工場を守ろうとする父の思いを知り、社長を継ぐ決心をする。しかし、経験ゼロの2代目社長に次々と試練がやってくる。

 出演者3人は撮影が行われている町工場「ダリア精機」社長室のセットに登場し、それぞれの演じる役について語った。内山さんは「光はかっこいい女性で憧れる。主婦だからこその知恵、女性ならではの目線があり、演じていて共感できる。社長職に限らず、それぞれの人が持っている得意なものを大きくしていけば、誰にでも可能性があると思わせてくれる。ドラマ10は女性の視聴者が多いと思うので、ぜひ、たくさんの方に応援してほしい。とにかく台本にめちゃくちゃ勢いがあって、読むたびにびっくりしている。気合を入れて最後まで演じたい」と意気込みを語った。

 舘さんは「実家がすぐ近くなので、NHK名古屋の作品をやるたびに親孝行ができて、ありがたい。泰造は非常にカリスマ性があって引っ張っていくタイプだが、俳優としては内山さんの芝居にグイグイと引っ張ってもらっている」と話した。内山さんに「共演していて、オーラがすごかった」と言われると、「病死する役なので、自分としてはもっと枯れた感じを出したかった。俳優としての限界を感じている」と記者たちを笑わせた。

 明るく家族思いな夫・大を演じる永井さん。「名前の漢字が同じだからか、自分らしく、リラックスして演じられる。僕自身、実際に子どもが生まれたばかり。父親役を演じながら、今までとは違う目線も生まれていると感じる。内山さんとは何度も共演しているので、雰囲気づくりが自然にできる。頑張る光のかっこいいシーンがたくさんあるので、期待していただけたら」と話した。

 放送時間は22時~22時49分。全7回。

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