名古屋能楽堂(名古屋市中区三の丸1、TEL 052-231-0088)で7月21日、子どもと一緒に親子で参加できる狂言公演・ワークショップイベント「まいまい狂言会」が開催される。
2008年から始まった同イベントは、親子で伝統芸能の一つである「狂言」に触れてもらい、本物の良さを後世にも伝えていきたいという思いから、子育て中の主婦を中心としたボランティア団体が企画運営。今年で11回目を迎える。
演目の最初は狂言「痺(しびり)」を狂言師・野村又三郎さんの長男の信朗さん(17)と妹のさよさん(11)が披露する。続いて、狂言「腰祈(こしいのり)」(演者は野村又三郎さん、奥津健太郎さん、奥津健一郎さん)。ワークショップ「狂言でまいろう!」では原田さとみさんが司会を務め、狂言ならではのせりふのワンポイントレッスンなどを会場全体で体験できる。
「公演中にドンと大きな音が舞台で響くと、会場の子どもがみんな泣いちゃった」と笑顔で振り返る原田さん。「それでもせっかくなら、親子で来てほしい。赤ちゃん連れも大歓迎。大人も子どもも大笑いして、狂言を一緒に楽しみましょう」と来場を呼び掛ける。
上演時間は10時30分~12時予定。チケットは2,500円(3歳から有料・全席指定、0歳から入場可能)。