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親子で鑑賞-名古屋能楽堂で「狂言」イベント、次世代に魅力伝える

造形絵本作家の「かつらこ」さんと参加者のリサちゃん

造形絵本作家の「かつらこ」さんと参加者のリサちゃん

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 名古屋能楽堂(名古屋市中区三の丸1、TEL 052-231-0088)で7月20日、3歳以上の子どもと一緒に親子で参加できる狂言公演・ワークショップイベント「まいまい狂言会」が開催される。

子どもたちが作った「かたつむりに変身するグッズ」

 6回目を迎える同イベントは、育児中の主婦を中心としたメンバー7人が企画・準備に取り組んでいる。「後継者や観客が減っていく一方で、狂言を楽しいと思ってもらえる環境をつくっていきたい。そのためには、小さい時から狂言に触れる機会を増やすことで、次の世代に狂言の魅力を伝えることができれば」と広報担当者。「だからといって敷居が高いと思わずに、多くの方に楽しんでもらいたい。実際に、狂言には笑えるポイントがあり、小さな子どももとにかく喜んでくれるので、その姿が励みになる」という。

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 今回は、2008年の第1回公演時にも行われた狂言「蝸牛(かぎゅう)」を狂言師・野村又三郎さんと長男の信朗くん(12)が再演。「子方(こかた=子どもの演者)の6年間の成長も楽しんでいただけるのでは」とも。併せて、又三郎さんと長女のさよちゃん(6)が共演する「痺(しびり)」も披露する。

 当日は、第1回から恒例となっているワークショップ「狂言でまいろう!!」も開催。狂言「蝸牛」を題材にした絵本「かたつむり」(内田麟太郎・文)を描いた造形絵本作家「かつらこ」さんを迎えて、狂言と絵本についてのトークイベントを繰り広げる。会場では絵本の原画展も開く。

 開催に先立ち6月23日には、「かつらこ」さんを講師に迎えたワークショップ「かたつむりに変身して舞台に上がろう!」が行われた。参加者は、紙パックや和紙を使って、実際に子どもが背負うことのできるサイズの「殻(から)」や頭につける「触覚」など「かたつむりに変身するグッズ」を制作。金や茶、赤や黒の絵の具でそれぞれ色付けを楽しんだ。参加者のうち、希望者は当日の一部演目内でグッズを身に着けて出演予定。

 「通常は未就学児童の入場はお断りしているが、この日は特別に小さなお子さまと一緒に親子で参加できる。子どものころから『本物』や『一流』を体感することで感性が豊かになり、大人になってからも違和感なく能楽堂をに足を運んでもらえるのでは」と来場を呼び掛ける。

 上演時間は10時30分~12時予定。チケットは2,000円(全席指定、3歳から入場可能)。

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