エディブルフラワー(食用花)を使った料理や健康思考の料理を提供するボタニカルレストラン「THE GARDEN(ザ・ガーデン)」(名古屋市中区錦3、TEL 052-684-9985)が10月1日、名古屋の老舗花店「坪井花苑」が入るビルの地下にオープンした。
店舗面積は約100坪で、着席時=250席、立食時=300席を設ける大型店。同店を手掛けるのは名古屋・東海エリアを中心に飲食店を出店する「武」(本社=清須市)。社長の横井佑典さんは「伏見に出店している店舗で宴会の需要が高く、ほかに大きな出店場所を探していた」と振り返る。「もともとご縁があった坪井花苑さんにこの場所を紹介してもらったことがきっかけ。食事の席でお話を聞き、『(坪井花苑は)食用花も扱っているしコラボしたてみたら…』という会話からアイデアが広がり実現した」と言う。
店内には間口の広いオープンキッチンや客席の一角にはミラーボールを備えたステージも設ける。パーティー利用や、イベントの開催も予定する。
メインターゲットは女性。エディブルフラワーや健康思考の料理は「見てきれい、食べてきれい(になれる)」と横井さん。
エディブルフラワーを使ったメニューは、坪井花苑と共同でメニュー開発した。看板メニューの「有機野菜のスーパーサラダ」(1,580円)は、有機野菜に色鮮やかなエディブルフラワーをちりばめた一品。「ボタニカルパンチボウル」(2人前=1,380円、4人前=2,580円)はエディブルフラワーとフルーツを使ったカクテル。エディブルフラワーを浮かべたゼリーを合わせた「季節の果実と花のババロア」(1,980円)は、撥水(はっすい)性シートの上に皿にのせたババロアを置き、周りをフルーツソースやチョコソースで柄などを描き上げ、注文客の前で完成させる「F・O・Y・T」(2,500円、前日までに予約が必要)にもできる。
そのほか、有機野菜やチアシードなどスーパーフードを使ったサラダメニューをそろえる。「バジルとレモン香るクスクスサラダ」(880円)、「マグロと赤野菜」(980円)、「ケールとダルス ヴィネグレット」(1,080円)など。メイン料理は「三河地鶏と根菜のグリエ」(1,680円)、「那須高原産 豚肩リブロースステーキ」(1,980円)、「オマールテール ケイジャンスパイス」(2,580円)など。「茄子とベーコンのトマトソース」「アボカドマスタード レモンクリーム」(各1,280円)などのパスタも提供する。スイーツは「洋酒香るチョコレートブラウニー」(680円)、「マスカルポーネ フロマージュブラン」(880円)など。
植物を使ったジン「ボンベイ・サファイア」を使ったカクテル(シトラス、ミックスベリー、キウイ、各580円)や、ハーブを使った微炭酸ジュース「ボトルグリーン」、(650円)、イタリア産ジュース「Galvanina」(800円)など(価格はすべて税別)。テーブルチャージ(500円)が必要。
「華やかなもの、健康志向の食べ物を求めて来られる方に、食べてきれいになってもらいたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~24時。