「NHK名古屋放送局」制作の連続ドラマ「トクサツガガガ」が来年1月18日から、NHK総合テレビで全国放送される。放送に先立ち11月5日、主演の小芝風花さんら出演者6人が同局スタジオで会見を開いた。
「ドラマ10」では昨年11月から12月に放送された「マチ工場のオンナ」に続く名古屋制作ドラマ。原作は丹羽庭さんが「ビッグコミックスピリッツ」に連載中の同名漫画。特撮オタクの主人公・仲村叶が、脳内に現れる特撮ヒーローの言葉に勇気づけられながら、日々のピンチを切り抜け、同僚や仲間たちと友情を育んでいくコメディードラマ。
主人公の叶を小芝さんが連続ドラマ初主演。特撮オタクの先輩・吉田さんを倉科カナさん、人当たりが厳しい同僚・北代さんを木南晴夏さん、主人公の後輩ユキちゃんを武田玲奈さんが演じる。名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの本田剛文さん、SKE48の内山命さんが、主人公の同僚・小野田くん、マイちゃん役で出演する。撮影は9月24日にクランクインし、名古屋市内および近郊などでロケを行っている。
6人は撮影が行われているオフィスのセットに登場し、それぞれの演じる役などについて語った。小芝さんは「連続ドラマの主演は初めてで緊張と不安があったが、皆さんに支えられて順調に撮影を進められている。この作品は特撮が大好きな人はもちろん、何か熱中するものがある人なら楽しんでいただけるはず。叶に共感しながら見ていただけたら」と呼び掛ける。
倉科さんは「吉田さんは自分とあまり似ていないので、演じるためにここ2年分の特撮作品を見た。あらためて見ると、特撮からは格好良さや愛と友情などを教えてもらえる。自分が感じた熱い思いを乗せて、演じていきたい」と話す。
木南さんは「まだ仲良くなってからのシーンを撮っていないので、何となく撮影現場では怖がられて、気を使われているような感じがしている。仲村さんたちのメンバーに加入して、柔らかい雰囲気をつくり出して撮影に臨んでいきたい」と出演者らを笑わせた。武田さんは「私はアニメオタクであることをオープンにしているが、仲村さんには共感できるところがある。撮影現場は和やかで、毎日とても楽しんでいる」と話す。
「ヒーロー作品が大好き」という本田さんは「ヒーロー好きあるあるが、五臓六腑(ごぞうろっぷ)に染み渡る。オタクではない人にも、何かに熱中する人の熱い思いや、抱えている悩みをのぞき見て楽しめる作品になっている。撮影現場の明るく楽しい空気感をドラマに生かしたい」と話す。内山さんはドラマ初出演。「初めてなので、ドラマ撮影の用語が分からないことも。どんどん覚えて、マイを頑張って演じたい」と意気込む。
放送時間は22時~22時44分。全7回。