名古屋めしの一つ手羽先の唐揚げの店「風来坊」が11月11日を「風来坊の日」に制定する。風来坊ののれん分けの版権管理と商品企画販売を手掛ける大健企画(風来坊本部、本社=名古屋市)が同1日11時11分、会見で発表した。
同社総括本部長の藤村則之さんは「加盟店、本部、関係者がワンチームとなり、毎年11月11日に合わせ統一的な施策を実施することで風来坊からお客さまに笑顔や幸せを届けられたら。令和の時代になりみんなで未来に、次のステップにつなぎたい」と意気込みを見せる。
風来坊の創業が1963(昭和38)年11月であることと、手羽先の唐揚げを食べ終えた後、骨が2本残った姿が「11」に見えることから、「11月11日」に決めた。日本記念日協会に登録した記念日ではない。
11月11日(11日定休日の店舗は12日)から、テークアウト店を含む全国61店舗で「風来坊の日」特製ウエットティッシュ約2万個を配布(無くなり次第終了)。そのうち愛知・岐阜・三重にある計54店舗(テークアウト店除く)では、「くじ付きウエットティッシュ」で、ウエットティッシュのふたの内側にくじ内容を記し、その場で結果が分かるようにした。景品は、風来坊賞=風来坊の日特製ビールジョッキ、特賞=風来坊の日特製前掛け、店舗賞=料理やドリンク進呈など(店舗により異なる)。
併せて、家庭用の新商品も発表。今月5日に発売した「元祖手羽先唐揚げ」風スパイスの「風来坊万能スパイス」(600円、税別)は、「一振りするだけで風来坊の味の雰囲気を味わってもらえる」(藤村さん)。焼き肉、炒め物、チャーハン、卵かけご飯などに合うという。来春発売予定の「元祖風来坊 手羽先せんべい」「風来坊のたれ」も。「居酒屋業態なのでお子さんやお母さん層がなかなか足を運んでいただけない現実がある。この商品に触れて味を知っていただき、少しでも店に行ってみたいと思っていただければ」と話す。
当日、公式キャラクター「テバくん&サキちゃん」も初披露。手羽先をモチーフにしたゴマをまぶしたボディーで、「テバくん」は好奇心旺盛な10歳の男の子で、趣味は日焼けと筋トレ、「サキちゃん」はオシャレ大好きな7歳の女の子で趣味はみんなを笑顔にすること。「特にお子さまやお母さんたちに対し親しみを持ってもらえるよう、愛くるしい見た目のキャラクターを作った」と話す。