名古屋グランパスのクラブスペシャルフェロー(CSF)楢崎正剛さんが11月29日、中日ビル(名古屋市中区栄4)前で行われた「楢崎正剛 手型モニュメント」除幕式に出席した。
同モニュメントは、栄の東新商店街(名古屋市中区)が楢崎CSFのグランパスや横浜フリューゲルス、日本代表での約20年にわたる功績をたたえるために企画。8月30日からモニュメント制作のクラウドファンディングを開始し、9月にプロジェクト達成となった。同商店街は、グランパスで活躍した選手たちのモニュメントを順次設置し、「グランパスレジェンドストリート」にしていく計画を進めており、楢崎CSFの手型モニュメントは「ホテルマイステイズ名古屋栄」(中区東桜2)前のドラガン・ストイコビッチさんの足型モニュメントに続く2か所目の設置。
楢崎CSFは「モニュメントの制作の話は、選手時代にいただいた時には断った」と明かし、「選手時代が終わっても滅相もないと思っていたが、サポーター、スポンサーやサポートタウンの皆さんに愛され続けて、とても光栄なこと。これは断ることができないと思い、幸せ者だと感じている。栄のど真ん中で多くの人が行き交う場所へのモニュメントで、それにふさわしい人間でなければと身の引き締まる思いになる」とあいさつした。
楢崎CSFは東新商店街振興組合のメンバーら関係者と共に除幕式を行い、モニュメントを披露。集まった観衆から大きな拍手が送られた。
式の後、報道陣の質問に答えた楢崎CSFは「モニュメントを作ってもらうため、20年やるためにプレーしていたわけではないが、一つ一つの積み重ねで、少しずつ頑張ってきたつもり。こういう形になることは想像していなかった。名古屋の街や応援してくれる皆さんに対して感謝の気持ちを持っていたが、逆に皆さんから形として表していただき、非常にうれしい」と笑顔。レジェンドストリートについて「ストリートの名前が付くのであれば、今後もそういう選手が出てくることを期待する。そういう意識を持った地元の選手が現れてほしい」と話した。