ヒルトン名古屋(名古屋市中区栄1)が1月6日から全客室で禁煙とし、ホテル全館内禁煙になった。
2018(平成30)年7月に健康増進法の一部を改定する法律が成立し、望まない受動喫煙を防止することがマナーからルールになる。全国的に2020年4月の改正健康増進法全面施行に向け、対策が段階的に進められている。
ヒルトン名古屋も改正健康増進法によるホテルなど施設の建物内禁煙の義務化に対し、早急に取り組んできたという。オールデーダイニング「インプレイス3-3」、バー「ハイドアウェイ3-3」は2018(平成30)年12月のリニューアルオープンに合わせ完全禁煙とした。ホテル内の日本料理店「源氏」と中国料理店「王朝」は2016(平成28)年7月に分煙化し、2018年12月時点で完全禁煙。2019年11月1日には全ての宴会場を禁煙化した。
今回、9階~27階のスイートルームを含む全460の客室で全面禁煙とした。喫煙はホテル正面玄関横の屋外喫煙スペースのみで可能。
全面禁煙化して2カ月が経過。同ホテル担当者は「屋外に喫煙スペースを設けていることから喫煙者からの苦情はほぼない。非喫煙者の方にもより快適に利用いただけるようになったという印象がある」と話す。