名古屋テレビ塔(名古屋市中区錦3)にともすメッセージ募集企画「きみへ届け!名古屋テレビ塔からエール」が始まった。
企画は名古屋観光コンベンションビューロー。新型コロナウイルスで影響を受けたこの地域の中小企業の再起や観光業支援を目指す同プロジェクト。同企画を担当した森川陽香梨さんは「コロナで暗い話題も多くストレスフルだと思う。そんな中、人の温かさや、当たり前に会えることへの感謝の気持ちを感じ、ささいなことでも伝えようという気持ちが芽生えた。この考えをキャンペーンにできるのではと思った」と企画の経緯を振り返る。
9月16日~10月31日までの期間中、名古屋市内を中心とした飲食店や宿泊施設などの対象店舗・施設で1,500円分利用するごとに応募券が配布される。参加店には三角すい型のポップを設置し目印とする。応募券記載のシリアルナンバー1つで1回応募ができる。応募受け付けは11月8日まで。メッセージの点灯は12月12日の日没後。
点灯できるメッセージは20文字以内。「名前(フルネーム不可)も入れられるので特定の人に向けた感謝の気持ちを伝えられる。手書きの文字もそのまま投影される」と森川さん。同企画広報を担当する流行発信(中区新栄1)の高木健志さんは「家族や友人などへの感謝の気持ちのほかプロポーズなど、広く使ってほしい」と話す。メッセージ点灯時のテレビ塔は「優しい気持ち」(森川さん)をイメージし桜色になるという。
審査の上、選ばれるメッセージは8人。応募時に添えるエピソードなどを見て審査するという。選ばれた8人を点灯当日に同塔が見えるレストランのディナーに招待する(1組4人まで)。
メッセージを応募するコースのほか、名古屋テレビ塔内の「THE TOWER HOTEL NAGOYA」のレストランのペアディナー券や地下街「セントラルパーク」の買い物券などが抽選で当たるコースも用意する。
応募はウェブまたははがきで受け付ける。